高月彩良「教場II」で体育会系女子を熱演「ジムに通うところから始めました」
2021年1月3日、1月4日に放送される新春スペシャルドラマ「教場II」(1月3日[日]夜9:00-11:25/1月4日[月]夜9:00-11:28、フジテレビ系)を始め話題作への出演が目白押しの高月彩良。勝ち気で負けず嫌いな体育会系女子を演じる「教場II」、そして出演予定の音楽劇「星の飛行士」について、20年の振り返りと21年の展望を含め話を聞いた。
――今回「教場II」という大作に出演されますが、撮影に参加されてみていかがでしたか。
私は前作の「教場」(2020年フジテレビ系)を拝見していましたが、そのときから「このリアリティーはどうやって作り上げているんだろうか」と思っていて。だから出演することが決まって、撮影前からドキドキしていました。3カ月にわたってこの作品に参加させていただきましたが、まず訓練に1カ月半をかけたんですね。この訓練が本当にきつかったです。
全体での行進などの基本動作に加えて、手錠や警棒を扱う際にも所作があって。それをみんなで一つもズレないように合わせるところから始まりました。撮影も夏の暑い時期だったので、それも大変でしたね。その汗がいい感じに映像に映っていたらいいなと思います。とにかく厳しい現場でした。
――本当の警察学校で訓練を受けているような感じだったんですね。
所作の訓練で指導してくださっていた先生も、元警察官の方でした。だからちょっとでもミスをしたりすると叱られるような環境で。でも、おかげですごく鍛えられました。
――厳しい訓練を経て撮影に入られたわけですが、今回演じられた役どころはいかがでしたか。
今回演じる堂本真矢は、自分とは本当に真反対の性格でした。運動大好き、筋トレ大好き、走るの大好きみたいなとにかくスポーツマン。もう自分の筋力のなさが真矢とは本当に真逆で(笑)。まずはジムに通うところから始めました。
あと、勝ち気で負けず嫌いという性格に加えて、男っぽい仕草とかも研究しながら、男勝りな感じを意識して演じました。
――かなり細かく役作りをされたことが伝わってきます。
そうですね。自分自身だけじゃなく周りのキャラクターも一緒に動くから、その中で真矢がどう生きてるんだろうということも考えましたし「こういうときは真矢だったらこうするかな?」とか、リハーサルから役とたくさん向き合える、すごく面白い準備期間を過ごせたと思います。
そういう意味で「教場Ⅱ」で出会った真矢は、自分を大きく変えてくれた役です。今までは大人っぽくてクールだったり、どちらかというと姉御肌な役を演じることが多くて。自分の殻を破りきれないというか「このままでいいんだろうか?」という不安や葛藤がありました。
でも、「教場Ⅱ」で真矢という役に出会い、あらためてイチから役を作っていくことを知り、女優として成長していきたいという覚悟を持てたというか。この役と出会えて本当によかったと思います。
2021年新春、二夜連続
前編 1月3日(日)夜9:00-11:25
後編 1月4日(月)夜9:00-11:28
フジテレビ系にて放送
原作=長岡弘樹「教場」シリーズ(小学館)
脚本=君塚良一
演出=中江功
出演=木村拓哉ほか
音楽劇「星の飛行士」
2021年1月6日~17日 東京・サンシャイン劇場
1月27日~31日 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
音楽劇「星の飛行士」公式HP:
http://www.shachu.com/e_mouri00/