印象派アートに服飾リメイク…奥平大兼の素顔は?
奥平を支えるバックグラウンドの一つは、6歳から12歳まで続けた空手。9歳だった2012年に全国武道空手道交流会「形」で優勝、および組手試合で第3位に入ったのを皮切りに、2013年には第八回拓道杯空手道選手権大会「上級型の部」優勝、2014年全国武道空手道交流会組手試合準優勝など、華々しい成績を残した。空手で鍛えられた精神力、集中力は俳優としての活動にも役立っていることだろう。
趣味は芸術鑑賞。最近は印象派の画家に興味があるといい、ゴッホの一生について書かれた本を読んだり、展覧会などにも積極的に足を運ぶ。今後もいろいろな画家の作品を観ていきたい、と語る17歳だ。
芝居の現場を通して映画やドラマへの興味も深まり、今は海外作品を好んで鑑賞する。「タイタニック」「マトリックス」「時計じかけのオレンジ」といった不朽の名作から、「ゴシップ・ガール」「プリズンブレイク」といった人気ドラマにも注目している。
俳優としての活動が本格化するまでは服飾の仕事につくことも考えていたというほどのファッション好きで、ファッションウィークのハイブランドの動向をチェックし、自身の服をリメイクしたり、ニットタイを手編みしたりも。普段からのこうしたインプット・アウトプットが俳優の活動にも刺激を与えているようだ。
映画デビュー作、ドラマデビュー作でともに注目を集めた奥平。類まれな感性と存在感は十分に見せつけた。2021年はどんな顔を見せてくれるのか、興味は尽きない。