<おちょやん>杉咲花、「とと姉ちゃん」で共演の高畑充希からは「エールをいただきました」

2021/01/05 08:00 配信

ドラマ

連続テレビ小説「おちょやん」でヒロイン・千代を演じる杉咲花(C)NHK

1月4日から放送が再開した連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。

ヒロインを杉咲花が務め、昭和の激動の時代に女優の道に全てをささげ、“大阪のおかあさん”として人気を誇った女優・浪花千栄子をモデルとし、その波瀾万丈の人生を人情味たっぷりに描く同作。

今回、千代を演じる杉咲にインタビューを実施。今後、千代が喜劇女優としてまい進していく姿が描かれるが、杉咲自身の持つ喜劇の印象や作品の魅力、また“朝ドラ”そのものについて聞いた。

「おちょやん」という作品そのものがモチベーション


――まず連続テレビ小説というと撮影が長期間ですが、モチベーションを保つ方法を教えてください。

お休みもなかなかなかったり、せりふの量が多かったりと大変なことはたくさんありますが、そういう時は改めて台本を読み直したり、共演者の皆さんの顔を見たり、予告や完成した映像を見るとやる気が湧いてきます。

この「おちょやん」という作品が自分にとってのモチベーションになっています。


――新型コロナウイルスの影響で撮影が一時中断となりましたが、その期間はどのように過ごしていましたか?

時期がずれたことによってできた時間は台本を読むことに充てました。

関西弁のせりふを覚えるのに今よりも時間がかかっていましたし、実際に役として話したことがなかったので、不安な要素の1つでしたから。

自粛期間中は台本の読み込みと、その時に既に撮っていた千代の幼少期を演じている毎田暖乃ちゃんの映像を監督が送ってくださったので、それを何度も見ることで、作品に向き合うことができましたし、千代のことをもっと知ることができたと思います。

――杉咲さんはこれまでにも“朝ドラ”への出演経験がありますが、“朝ドラ”のヒロインにどんなイメージをお持ちでしたか?

“朝ドラ”は15分という短い時間の中で色んなことが起きますが、「とと姉ちゃん」(2016年、NHK総合ほか)の時は自分が携わってみて、その15分にかける熱量を実感して、感動しました。

もちろんどの作品にも当てはまることではありますが、毎朝放送される作品だからこそ、見てくださる方の生活の一部で。出演できることがとてもうれしかったです。

とと姉ちゃん」の時は出ていないシーンもたくさんあったのですが、それでもリハーサルや撮影時に「“朝ドラ”って大変だな…」と痛感したこともありました。

また、ヒロインの高畑充希さんはもっと大変なのだろうなとも思っていました。
高畑さんとは最近電話で話したのですが、「大変でしょ?頑張ってね!」とエールをいただきました。

実際に自分がヒロインを演じることになり、リハーサルやせりふの量に毎回ついていくのは必死ですが、毎日現場でスタッフさんと顔を合わせ、クランクアップしていく出演者の方を見送り…。

全てに関われることがとても幸せです。