<おちょやん>杉咲花、「とと姉ちゃん」で共演の高畑充希からは「エールをいただきました」

2021/01/05 08:00 配信

ドラマ

生きるパワーを感じていただければ

千代役の杉咲花(C)NHK


――千代は女優への道を進んでいきますが、女優である杉咲さんが千代から学んだことはありますか?

千代はすごく機転が利くので、ハプニングが起きた時でも真正面から対応しようとする力があるんです。

私はアドリブがすごく苦手だったんですが、「このあとどうなるかとかじゃなくて、今ここで起こっていることを受け止めなければ。千代もそうしてる!」と思うようになって、焦ったりすることは減ってきたかもしれません。


――千代が結婚することになる天海一平役の成田凌さんとは共演経験もあるかと思いますが、改めてご共演されていかがでしょうか?

成田さんは「わろてんか」(2017~2018年、NHK総合ほか)に出演はされていましたが、私と同じく関西の出身ではないので、助け合いながら日々を乗り越えています。

これまでに何度もご一緒させていただいていますし、今回幼なじみという役どころでもあるので、本当に“同志”というような感じです。

演技については思ったことは何でも話すようにしています。「このシーンの千代ってこんな感じかな?」とか、普段は共演者の方と話さないことも話すことができるので、成田さんが現場にいてくださると安心感があります。

――最後に作品の魅力について教えてください。

おちょやん」の登場人物は険しい道を歩んでいたり、苦しい体験をしている人がたくさんいるのですが、誰かに支えてもらったり、相手を支えたり、みんな抱えている困難を乗り越えようとしている、生きるパワーを感じます。
この作品を見てそのパワーを皆さんにも感じていただけうれしいです。


第5週(1月4日[月]~1月8日[金])あらすじ


カフェー・キネマで客の黒木社長(ヨシダ朝)と話す千代(杉咲花)(C)NHK


道頓堀から飛び出した千代(杉咲花)は京都にたどり着く。

そこで、「カフェー・キネマ」という店で、住み込みで働くことになる。店長の宮元(西村和彦)は映画好きで、この店には同部屋の真理(吉川愛)ら、女優を目指しながら働く女給たちがたくさんいた。

そんな時、千代は真理の紹介で山村千鳥一座という劇団の試験を受け、合格。ところが、それは役者としてではなく山村千鳥(若村麻由美)の身の回りのお世話役だった。