サンドウィッチマン、生駒里奈もビックリ！ あばれる君がハワイアンズでファイヤーダンスに挑む
サンドウィッチマンが、生駒里奈、あばれる君、丸山桂里奈と共に新しい東北の魅力を探す「サンドのこれが東北魂だ 6号線を北上せよ！福島・宮城 10年目のみちしるべ」が、1月24日(日)昼4:00からTBS系で放送。それに向けて、サンドウィッチマンら出演者が見どころなどを語った。
「サンドのこれが東北魂だ」は、サンドウィッチマンが東日本大震災の被災地を応援するシリーズ。2012年から放送されており、第10弾となる今回は国道6号線を舞台に、福島から宮城の沿岸部を北上する旅に出る。
国道6号線は、東京・日本橋から千葉、茨城、福島を経由して仙台へ至る約410kmの道のり。地域の暮らしを支える大動脈は、東日本大震災からの復興の道である一方、6号線のそばには今も立ち入りが制限されている帰還困難区域があり、福島の厳しい現実が横たわっている。
これまで幾度となく被災地を訪ねてきた伊達みきお、富澤たけしだが、震災からまもなく10年を迎える東北への思いは特別。今回、宮城県出身の2人と旅をするのは、秋田県出身の生駒、福島県出身のあばれる君というオール東北のメンバーで、特別ゲストとして元なでしこジャパン・丸山桂里奈も旅を盛り上げていく。
一同が訪れたのは、フラダンスのショーで知られる福島・いわきの人気観光スポット「スパリゾートハワイアンズ」。震災発生当時は大型屋内プールなどの主要施設が破損し、長期間の休業を余儀なくされたものの、フラガールたちが復興に向けて立ち上がり、全国をキャラバンで駆け巡った。
フラガールになって3年目になる宮城・亘理町出身の高倉ななさん(21)は、小学6年生のころにキャラバンの活動を見て感動し、フラガールになろうと決めたという。「コロナ禍で踊れることに今まで以上に幸せを感じている」という、フラガールの復興への熱い思いと感動のステージに迫る他、あばれる君がファイヤーダンスに挑む。
楢葉町にある、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」は、震災発生から全面閉鎖されていたが、2018年に再始動。現在はアスリートの育成施設とともに、復興のシンボルとしても注目されている。
かつて、Jヴィレッジをホームにしていた、東京電力のチームでプレーしていた丸山。青春時代を過ごし「第二の故郷」と話す丸山が、福島への思いを明かす。
また、原発事故で大打撃を受けた福島の漁業は、水揚げ量などを制限する試験操業が今も続いている。原発に一番近い漁港であり、震災による津波で甚大な被害を受けた浪江町の請戸漁港は、2020年4月にようやく市場が再開。震災前、請戸で水揚げされる魚は築地の競りで最初に値がつく高級魚として知られていた。
現在でも風評被害など困難も多く残されているが、漁師たちは請戸ブランドの復活に向けて日々奮闘中。その中で、未来に向かって歩みを進める19歳の若き漁師の姿を紹介する。
相馬では、2020年10月に松川浦大橋を渡った先に「浜の駅 松川浦」がオープン。新たなにぎわいスポットとして注目されている。
併設された食堂「浜の台所 くぁせっと」では、すぐ近くの松川浦漁港から水揚げされたばかりのカレイやヒラメなどを漁師が自らさばいて提供。この松川浦でサンドウィッチマンは、ある人物と約8年ぶりの再会を果たす。
その後、宮城に入った一行は震災の伝承施設「震災遺構」として2020年9月に一般公開が始まった、山元町の「旧中浜小学校」へ。当時、校舎にいた児童や教師など90人が屋上に避難し、全員が無事救助された。
当時校長だった井上剛さんは避難指定場所への移動は不可能と判断し、校舎屋上への避難を決断。90人もの命を守った校舎は、地域の人たちの心の拠り所となっているという。
震災発生から10年、井上さんが今伝えたいこと、そして当時の児童たちが身を寄せ合って一夜を明かした日の思い出を語る。
1896年(明治29年)創業、浪江町でちりめん加工の「鈴栄」を営む鈴木健一さんは震災から5日後、夫人と共に親戚の住む神戸へ避難した。
神戸では魚の加工とは別の仕事をしていたが、「このままでは魚屋ではなくなってしまう」と相馬の海苔屋で働いた後、2016年に宮城・名取市閖上で水産加工場を再建。
2019年、海が見える絶好のロケーションに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」に新店舗をオープンした。閖上では2017年から日本最北とされるシラス漁の本格操業がスタートし、名取市の特産品に「北限のしらす」が新しく加わった。
閖上漁港近くに漁場や加工工場があるため、鮮度が保たれるのが特徴だという、二人三脚でシラスに懸ける夫婦の思いに迫る。
1月24日(日)昼4:00-4:54
TBS系にて放送
