アガサ・クリスティ×三谷幸喜「死との約束」に松坂慶子、山本耕史、市原隼人、堀田真由らが追加出演

2021/01/28 06:00 配信

ドラマ

「死との約束」への出演が発表された山本耕史、松坂慶子、シルビア・グラブ(上段左から)、堀田真由、市原隼人、原菜乃華(下段左から)(C)フジテレビ

家族を支配しようとする夫人役に松坂慶子


そしてこの度、事件の被害者と事件の根幹に関わる“本堂家の人々”が明らかになった。

数年前に夫を亡くして以来、未亡人として一家を束ねる本堂夫人役には、三谷作品には初参加となる松坂慶子。松坂が演じる夫人は、感情をむき出しにし、家族を思いのままに支配しようとする独裁者のような存在。本堂家の一家は皆、彼女の存在を好ましく思っていなかった。そんな中、家族旅行で訪れた熊野で、本堂夫人が遺体で発見される。死因は心臓発作だったが、腕には注射の跡が残されていた。

本堂家の長男・本堂礼一郎役には三谷作品の常連で、三谷が最も信頼する役者の一人である山本耕史。山本が演じる礼一郎は、世間に対してどこか冷めていて、後ろ向き。長男でありながら家族の問題からは距離を取り、なぜか夫人には一切、口答えをしない。シルビア・グラブが演じる礼一郎の妻・本堂凪子は、そんな夫の態度を好ましく思っていない。本堂家に対しての距離の取り方も、相当な気をつかいながら微妙なバランスを保っている。そして、古い知人でもある本堂家の税理士・十文字に相談をもちかけている。

次男・本堂主水(もんど)役には、市原隼人。市原が演じる主水は、幼い頃から夫人に支配され、外の世界を全く知らずに育ってきた。そんな自分の葛藤を、旅先で声を掛けられた沙羅に見透かされ、心を開き始める。

長女・本堂鏡子(きょうこ)役には、堀田真由。堀田が演じる鏡子は、常に一家を気に掛け、家族円満を望んでいるように見える。夫人の厳しい態度にも努めて笑顔で応えている。

次女・本堂絢奈(じゅんな)役を演じるのは、オーディションを勝ち抜いて選ばれた原菜乃華。原が演じる絢奈は、小さい頃から体が弱く神経質な性格だった上に、夫人の過度な支配のあまり、家族に対しても心を閉ざしてしまっている。亡くなった父親は本堂夫人とは二度目の結婚であったため、夫人と血がつながっているのは次女の絢奈のみ。それ故に絢奈にしか分からない本堂夫人の一面もあるようだ。

なお、市原、堀田、原は三谷作品に初参加となる。

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