役柄同様のバディに?
劇中でも互いに助け合うバディを熱演した二人。役柄とはいえ、初共演とは思えないほど息はぴったりだ。
岩田「まっけんもそうですけど、キダとマコトと深く関わるヨッチ役の山田杏奈ちゃんも若くて、自分とは世代の違う役者さんだったので、すごく刺激をもらいました。それこそ主要キャストの中では、意外と自分はお兄さん的な感じでした」
新田「岩田さんとは初めての共演でしたので、初日から幼なじみで親友という雰囲気を出すのは難しかったです。でも、監督を交えて3人でお食事にいかせていただく機会があり、それが僕にとってはとても大切なシーンを撮る前だったので、ありがたく思ったことは今でも覚えています」
岩田「暑い時期の撮影だったので、かき氷も食べたよね」
新田「行きました! 岩田さんとは二人だけのシーンも多かったので、いろいろお話させていただきました」
そういった交流の中で見えてきた、それぞれ相手に思う意外な一面は?
岩田さんは今ではすっかり優しいお兄ちゃんのイメージです
岩田「まっけんは素直で正直。だから、天真爛漫に見えるんだけど、本人はいろいろ考えているし、周りが思っているよりも繊細なのかなと」
新田「どうなんですかね(笑)。でも、岩田さんも最初は“王=キング”のイメージでしたけど、今ではすっかり優しいお兄ちゃんのイメージです。あと、すごいなと思ったのは、劇中に(裏社会の交渉屋をする)キダが相手に向かって『お前はこういう人間で、こういう趣向があるはずだ!』と一気にまくしたてるシーンがあるのですが、そこの岩田さんがものすごくクールでカッコいい! 岩田さんファンの方のみならず、絶対にチェックすべきシーンだと思います」
岩田「そんなことを言ったら、(マコトが輸入ワイン会社の社長としてのし上がった後の)まっけんのビシッと決めたスーツ姿はカッコよかったよ。あれはファンの方からしたら、たまらないんじゃないかな(笑)」
新田「ありがとうございます(笑)」
岩田「とは言いつつ、まっけんもラストは相当なセリフ数だったよね」
新田「いやいや。でも、長セリフはあそこだけなのでよかったです(笑)」
岩田「そんな見どころもあり、この作品はミステリー、サスペンス、人間模様、表と裏の世界と、さまざまな要素を含んでいる映画です。言葉で説明するのが難しい物語でもあるので、先入観なく映画館に足を運んで観ていただいた方がこの作品の醍醐味を味わっていただけるのではないかと思います」
1月29日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
監督:佐藤祐市 原作:行成薫
脚本:西条みつとし
配給=エイベックス・ピクチャーズ
<キャスト>
岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、
石丸謙二郎、大友康平、柄本明
【HP】namonaki.jp/
※「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」は映像配信サービス・dTV で1月29日(金)より全3話独占配信
■映画「名も無き世界のエンドロール」本編映像[プロポーズ編]