山本一力原作「ずんずん!」が初ドラマ化決定!小堺一機が“奇跡”を起こした牛乳配達員に
小堺一機が主演を務める「明治ドラマスペシャル ずんずん!」(テレビ朝日)が今春放送されることが分かった。同ドラマは、“時代小説の名手”と称えられる、直木賞作家・山本一力が現代を舞台に執筆した小説「ずんずん!」の初映像化となる。一人の牛乳配達員が起こしたささやかな“奇跡”を感動的に描き出す。
小堺が演じるのは、東京の牛乳販売店「纏ミルク店」で働く牛乳配達員・田代龍平。世話好きで実直な性格な田代は、定年まで中小企業の営業職として働き、夫婦で老後を楽しもうと思っていた矢先に妻に先立たれてしまった。
寂しさを紛らわせるため、数年前に牛乳配達のアルバイトを始めたが、長年、営業で培った接客力により、宅配する先々で信頼を寄せられている田代をコメディアン、名司会者でもなじみがあり、映画、ドラマ、舞台でも唯一無二の存在感を発揮している小堺が演じていく。
小堺一機のコメント
山本一力先生が描いた素晴らしい作品の世界に入る機会をいただき、うれしく思っています。単に“いい人”ではなく、“正直に生きたらいい人だった”という人物を演じたいと考えています。
「ずんずん!」は牛乳配達員の物語ですが、僕は若い頃、お菓子問屋の配送助手のアルバイトをしていました。2トントラックに乗り込んでスーパーやデパートに商品を配送しましたが、行く店ごとにいろいろな人や出来事に出会い、人生の勉強になったことを思い出しました。
コロナ禍の今、このドラマが“人は人と触れ合っていなきゃ駄目な生き物なんだ”という人間の根本を改めて感じる機会になればと思っています。