綾瀬はるか、西島秀俊との久々の再会に「『お兄ちゃん会いたかったよ~』って感じ(笑)」
撮影は2019年7月から9月に行われたということで、ドラマの撮影からは約2年ほどたっていたそうだが、久しぶりの共演した印象を聞かれると、綾瀬は「『おお~』って(笑)。『お兄ちゃん会いたかったよ~』って感じで、感動の再会を果たしました」とニヤリ。
大河ドラマ「八重の桜」(2013年、NHK総合ほか)できょうだい役を演じたこともあり、綾瀬は西島のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるそう。
一方、西島は「僕はずっと『八重』って呼んでいたんですけど、だいぶ時間がたったので、『はるぼー』と呼んでいます」と爽やかな笑みを見せ、綾瀬との共演を「撮影で会わなくても連絡は取り合っていたので、あまりブランクは感じず、当たり前のように入った感じですね」と振り返った。
2人の共闘するアクションシーンも、今作の見どころの一つ。撮影のエピソードを問われると、西島は「『ちょっとお兄ちゃん、遅いんだけど』、『え、俺?』みたいなことを言い合いながらやっていて(笑)。全然、気を使わないので、言いたいことを言い合えましたね」と回顧。
綾瀬も「ドラマは共闘シーンがなくて、映画で初めて一緒に戦ったんですけど、息はピッタリでした」と自信をのぞかせ、西島に対して「『ちゃんとやって』って言いました」と苦笑いしながら告白していた。
そんな2人のコンビネーションについて、佐藤監督は「『遅い』ってありましたけど、率直に言えることを含めて、とてもいいチームワークだったなと思います」と自信を見せた。
それを受けて、綾瀬は「(西島とは)長い間、一緒にやってきて安心感や信頼感が絶対的にあって。何でも言い合いなから、とてもやりやすく、楽しくやっていましたね」と西島に感謝した。
また、綾瀬は今作のアクションシーンに向けて3カ月前から準備したそうで「練習の成果も出たと思います。アクションは相手の人やカメラマンさん、みんなのタイミングが少しずれると、とても危険が伴うことですが、みんなの息が合って奇跡的なカッコいいカットが撮れるととてもうれしいです。そういうワンカットのつながりで迫力のあるシーンになっていて、『よくできた』と思っています」と手応えを感じている様子。
西島がそんな綾瀬のアクションを、「今回の劇場版はスケールアップしていて、敵も僕よりもはるかに大きい大男。実際にこのスピードとタイミングだったら勝てるという、説得力のあるアクションをしていたのはすごいなと思います」と褒めると、綾瀬は「お兄ちゃんはいっぱいアクションやられているので、そういう人に褒められるのはすごくうれしいし、自信にもなります」と感慨深い様子で明かしていた。
劇場版「奥様は、取り扱い注意」は、3月19日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=TAKAMI