“チェリまほ”が作品賞! 赤楚衛二の「安達を生きます」の言葉が心強かった(本間P)
安達の“きゅるきゅる感”や黒沢の“オスみ”にこだわった
――第11話では、安達のあるモノローグをカットしたと伺いました。他にも泣く泣くカットした、または現場で急遽追加した場面などはありますか?
第10話、遊園地でのデートの練習は、本当は観覧車にも乗っていて。天空が繋がらなかったので、カットにせざるを得なかったのですが、もったいなさすぎたのでYouTubeで未公開動画として公開中です。
また、第1話の冒頭、デスク付近で転ぶ安達を黒沢が立ち上がって見るお芝居は、「黒沢の片思い感と、現状の二人の距離感を表現するために」と風間監督のアイディアで追加したものでした。
――どれもキュンとするシーンばかりでしたが、特に力を注いだこだわりシーンがあれば教えてください。
エンディングの安達と黒沢の帰り道で、黒沢が手を伸ばすお芝居を入れてもらったり、3話の屋上で黒沢が安達の首に腕を回すシーンは、“オスみ”のバランスを試行錯誤しました。あとは、1話の黒沢の妄想の中での安達は、監督と一緒にモニターを見ながら、安達の“きゅるきゅる感”にこだわってもらいました。
――最後に本間Pにとって、この「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」はどのような作品となりましたか? 続編を希望するファンの声も多いですが、ファンの方に向けたメッセージもお願いできますでしょうか。
本間:原点をくれた作品だと思います。「チェリまほ」で感じたこと、貰ったものをこれからも大切にしていきます。放送中、応援してくださる方々のおかげで、私も放送を見るのが楽しみでした。みなさんのおかげで今回の賞を頂くことができたので、本当に感謝しています。ありがとうございました!