山本彩が『その女、ジルバ』とスペシャルコラボ「雰囲気や衣装含め私もドラマの世界に浸らせてもらっている」
――ドラマの中で特に印象に残っているシーンがあれば教えてください。
私は特に3話が好きで、エリー(中田喜子)にすごく胸を打たれました。過去のこととはいえ、涙を流してつらいと思うのに、新(池脇)に涙で化粧が流れないか心配をされると「こんなの全部流れてしまえばいいのよ」というせりふの中に、強さが詰まっているなと感じました。
私も違う表現ですがそこから歌詞に使わせていただいた部分もありますし、くじらママ(草笛光子)の「思い出は美しい方がいいのよ」というところも、美化して終わらせないと過ごしてこられないほどの苦労をしてきたのかなという過去が見える感じや、説得力が本当にかっこいいなと思いました。
――このドラマを見て「自分もこういうふうに年を重ねたい」と思うことはありましたか?
私は今年28歳になるのですが、今もちょっと不安というか…(笑)。今後どうなっていけるのだろうという漠然とした不安なのですが、この作品を見てから「女は40から、50から」というせりふを実際に皆さんが体現しているなと感じて、生き生きしてますし、エネルギッシュな力を感じるので、その不安をこの作品で取っ払ってもらったなと思います。
――楽曲のタイトルにちなんで最近ドラマチックな経験はしましたか?
好きなアニメ作品のくじを引きに行った際に、自分の好きなキャラクターが一発で出たことがドラマチックな出来事でした。
――注目度が高い作品の主題歌を担当されるお気持ちを教えてください。
自分は本当にあくまで楽曲でサポートさせていただいているだけで、自分がメインだとか主題歌をやっているんだというよりは、純粋に自分も作品に触れてファンになった身で書かせていただいたので、あくまでもドラマが土台としてあり、ドラマを皆さんに楽しんでもらって、その先に「主題歌も合ってるよね」と捉えていただけたら最高だなと思います。