大人のほとんどの顔が“稲垣吾郎”と“加藤ローサ”に… 吉田羊ら出演、リアルと虚構が入り交じる異質ドラマが4月スタート
吉田羊、稲垣吾郎らが4月12日(月)スタートのよるドラ「きれいのくに」(夜10:45-11:15、NHK総合)へ出演することが発表された。同作は、『好きな人の好きな顔になりたい』と誰しもが抱える容姿へのコンプレックスを抱えた高校生たちが暮らす、ほとんどの大人が“同じ顔”をした不条理な国を舞台に、リアルと虚構が入り交じるまったく新しい“青春ダークファンタジー”。気鋭のクリエイターが作り出す攻めたドラマに挑戦してきた”よるドラ”は、これまで土曜夜に放送されていたが、4月から放送時間を変えて放送される。
今回、脚本・演出を務めるのはこれまで「部活、好きじゃなきゃダメですか?」(2018年、日本テレビ)や「俺のスカート、どこ行った?」(2019年、日本テレビ)などの作品を手掛けた、新進気鋭の劇作家・加藤拓也。加藤は「こちら実はもともと別の物語で企画が進んでいたのですが、企画の始まりから数えると約2年ほどが経ち、なんだか別の物語な気分だねとなり、一新して立ち上がった物語でして、一新する際に提案した幾つかのプロットの中でダメだろうとは思いながら書いていた変な話が採用されまして、なんと本当にここまで来てしまいました。当時、お~まじかと思った記憶があります」と驚きを語り、
続けて加藤は「あんまり変だと言い過ぎてもなんなのですが、変ながら『好きな人の好きな顔になりたい』を物語の中心に添えまして、変ながら、私とあなたの、わかるようなわからないような気分が詰まってるんじゃないかと思いますので、皆様にも最後までどうかお付き合いいただけたらと思っております」と明かした。
吉田、稲垣らの他、蓮佛美沙子、平原テツ、小野花梨、橋本淳、加藤ローサ、青木柚、見上愛、岡本夏美、山脇辰哉、秋元龍太朗が出演する。
よるドラ「きれいのくに」あらすじ
美容師の恵理(吉田羊)と会計士の宏之(平原テツ)は40代の再婚同士の夫婦。2人で旅行に行ったり食事を楽しんだり、優雅な生活を満喫している。
気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はまったくない…はずだった。しかし、謎の女(蓮佛美沙子)が宏之の前に現れ、夫婦は不可解で信じがたい出来事に遭遇する…。
同じ高校に通う誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)、中山(秋元龍太朗)は幼なじみ。放課後にカラオケに行ったり、いつもつるんで過ごすほど仲が良いが、最近は異性や容姿を意識して、ときどき、ちょっとぎこちない。
ピアスの穴を開けたり、バイトをしたり、“パパ活”をしたり(!?)…。ごく普通の高校生だ。唯一違うのは、彼らの周囲の大人のほとんどが“同じ顔”をしている国に暮らしているということ。街を歩く大人はみんな同じ男(稲垣吾郎)と女(加藤ローサ)の顔をしている―そんな世界で、恋をする5人。ある日、凜と恵理は映画館で出会い―。
4月12日(月)スタート夜10:45-11:15
NHK総合にて放送
作=加藤拓也
音楽=蓮沼執太
出演=吉田羊、蓮佛美沙子、平原テツ、小野花梨、橋本淳、加藤ローサ/青木柚、見上愛、岡本夏美、山脇辰哉、秋元龍太朗/稲垣吾郎
制作統括=訓覇圭
プロデューサー=小西千栄子、高橋優香子
演出=西村武五郎、鹿島悠、田中陽児、加藤拓也