<人生の楽園>「人々が集えるパン店を作りたい」鎌倉の坂道にある自宅を改装しパン店をオープン
2月27日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)は、義父母の愛した坂道の途中の鎌倉の家を人々の集える場にしたいと、パン店を始めた武内裕美さん(56歳)と夫の悟さん(57歳)が主人公。客をとりこにする、小麦の香り豊かなパンと菓子を作る妻とそれを全力で支える夫の日常を紹介する。
舞台は神奈川・鎌倉市
千葉県出身の裕美さんは幼い頃から人と接することが大好きで、25歳のときにホテルのコンシェルジュを目指してスイスに留学。帰国後は千葉・舞浜のホテルに就職し、27歳のときに留学先で知り合った悟さんと結婚した。
その後裕美さんはホテルを退職し、2人の子どもたちに手作りのものを食べさせたいとパン作りを始めた。
そして2005年に、鎌倉の悟さんの実家で独り暮らしをしていた義父が亡くなると、家族で鎌倉の家に引っ越した。すると裕美さんは次第に鎌倉の家に愛着を持つようになり、人が集えるパン店を開こうと、山へ向かって約500m続く坂の途中にある自宅1階の和室を改装。
そして2015年12月、義父母が愛した庭の日時計を店名に冠し、「日時計 パンとおやつ」をオープンした。
パン店の営業は金曜と土曜の週2日。現在は新型コロナ感染防止対策として、SNSに登録した約300人の顧客に絞り、予約制でパンや焼き菓子を販売している。
裕美さんは朝4時から、小麦の香りを楽しめるよう砂糖や塩を控えた約20種のパンと3種の菓子を週替わりで焼き、予約客に玄関で手渡しする。午前11時の開店から客がひっきりなしに訪れるほど、今では人気の店になった。
そしてそんな裕美さんを、悟さんも玄関の掃除をしたり、同居の次男と共にパンの袋詰めをしたりして手伝う。さらに土曜の夕方は、2日間の営業で疲れた裕美さんを気遣い、悟さんが夕食作りを担当している。
また裕美さんは鎌倉の家に近隣の親子が集えるよう、月1回の絵本と紙芝居、わらべ歌の会を開催。料理教室も行っていて、現在はオンラインで実施している。