川島鈴遥、「アノニマス」で10年ぶりに香取慎吾と再び共演「当時のことを覚えていてくださって、嬉しい」<インタビュー>
――「アノニマス-」はインターネット、特にSNSでの中傷・でっち上げによる被害など現代の闇に迫る内容ですが、ご自身はデジタルツールとの付き合い方で困った経験などありますか?
嫌な思いというほどでもないですが、例えば自分がInstagramに投稿したことに、冷たい、否定的なコメントをされると悲しいなと感じることはまあ、ありますね。エゴサーチも昔はよくやって他人の意見を気にしていたんですけれど、近年SNSの誹謗中傷をきっかけとした悲しいニュースも増えてきましたよね。でも、もし自分が誰から何かを言われて、悲しい気持ちになったとしたら、その名前も知らない誰かのために辛い時間を過ごすなんて、もったいない。そんなのイヤだと思うんです。それだったら周りにいる人の言葉を信じたいなと思って、最近はエゴサーチもあまりしなくなりました。
――ご自身も、今回の役同様、現在大学生ですよね。
そうなんです、コロナ禍でリモート授業なんですけれど…やっぱり同期の子同士でつながるのは何かって言ったらオンラインになるんですよね。そこで情報交換したり、つながったりできるのはとても便利だと思うんです。地図アプリも、ないと生きていけないくらい方向音痴なので(笑)。でもSNSもGPSも、便利さの反面に大きな爆弾がありますよね。だから本当に、こういう“ユビタイ”みたいな対策室が、できてほしいですよね。このドラマがキッカケになっていずれ本当にこういう部署が生まれてくれたらうれしいな、と思います。
――外出を控えなければいけない昨今ですが、ストレス解消法などありますか?
今、料理にハマッています。昨秋から事務所の東京の寮にお世話になって、自炊しているんですが、何かモヤモヤするなっていう日にはお買い物に行っていいお肉を買って、料理をたくさん作るっていうのがいいストレス発散になっています。でも、量を多く作りすぎちゃって、作り置きにしても食べきれないのが悩みです。これと言って得意料理はないんですが、肉じゃがとか、煮物系は煮込んでいると味がしみてくるのが楽しいんですよね。没頭して、考え事とか忘れられるのがいいのかもしれないです。
取材・文=magbug