綾瀬はるか「前向きなメッセージが伝われば…」行方不明の夫を待ち続ける女性と震災を知らない建築士の“愛の物語”が放送!
真城蒼役・綾瀬はるかコメント
震災から10年がたって、被災地が今どういう状況なのか、そこに住む人たちや震災に遭われた方々がどのような気持ちで過ごしているかということを感じました。
私が演じた蒼は、震災で夫が行方不明になってしまい、日々苦しみながら、それでも前を向こうともがいている女性です。大事な人を失ったという現実を受け入れる中で、忘れようとするのではなく、悲しみさえも自分の中に取り込んで、前に進む力に変えていける。
人それぞれ、大小関係なく悩み、苦しみがあると思いますが、時間がかかっても受け入れながら前に進んでいくと明日に繋がっていくという、前向きなメッセージが伝わればと思います。
蒼の姿を通して「前を向いて頑張っている人たちがいるんだ」ということを少しでも知ってもらい、寄り添ってもらえたらと思います。
葉山瑛希役・池松壮亮コメント
このドラマが、見てくださった方々にとって、この国で10年前に起こった災いの記憶を、そして今世界で起きていることを見つめ直し、再生に向かう一歩となることを願っています。
もっと願わくば、この世に数多ある同時代の無念の魂に寄り添い、共に笑い、共に怒り、共に涙を流し、共に生きてゆく微々たる力になれば嬉しいです。
真城遥役・土村芳コメント
この作品には、蒼さんのように過去を忘れられずにいる人や、前を向けないと思っている人を、包み込むようなあたたかさを感じます。きっと過去には辛い痛みと同時に、かけがえのない大切な思い出も存在していて、そこから今や明日へ向かうための希望のような、何かを見出せる事だってあると気づかせてくれる、とても優しさに溢れた作品になっていると思います。
私自身、主演の綾瀬さんはじめ、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに助けていただきながら、現場を通して支えていただく事の有り難さや尊さに改めて気付きました。多くの方にこの作品が届く事を願っています。
3月6日(土)夜7:30-8:43
NHK総合、NHK BS4Kにて同時放送