松井玲奈、映画単独初主演!「この作品に携わることができたのは大きな財産」
悪口を言い合うシーンの次の撮影が気まずかった(笑)
松井と筧の母親役を演じたしゅはまは「いわゆる毒親なのかなと思いました。とにかく愛情表現が下手な人なんだろうなと思ったら、実の母が思い浮かびました。私自身、もっと愛してほしいと思いながら育ってきたのですが、大人になって母の愛も分かるようになりましたね」と、自身の思い出を交えながら告白。
麻奈美のバディ的存在となる役を演じた日高は「撮影の合間に共用のソファで休んでいたら、松井さんが隣に座って、無言で小説を読み出したんですけど、その空気感がすごくしっくり来ました」と語り、松井も「そのことは覚えてるけど、あんなささいな日常風景をそんな風に感じてもらえてたんだ(笑)」と言って、照れ笑いを見せた。
また、江野沢は「悪口をアドリブで言わなくちゃいけないシーンがあったんですよ。まだ2〜3回しか会ったことのない人に向かって、監督は鬼だなと(笑)。でも、松井さんが私の言葉に乗ってくださったので、すごく楽にできました」と言って笑い、松井も「次の撮影で会うときに、すごく気まずかった(笑)。謝るのも変だし…」と苦笑した。
最後に、松井は「真ん中に立つとなると、場の空気を良くしなければいけないと思っていましたが、逆に皆さんに助けられることが多かったです。その分、作品を通じてしっかり返していけないと思って演じたし、クランクアップのとき『この作品に携わることができて良かった』と思えたことは私にとって大きな財産になりました」と自信たっぷりにアピールした。
取材・文=青木孝司
映画「幕が下りたら会いましょう」
11月、東京・新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー公開
監督=前田聖来
出演=松井玲奈、筧美和子、日高七海、しゅはまはるみ、江野沢愛美
▼公式サイト
http://makuai-movie.com/