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Twitterフォロワー数180万超のセクシー女優“大喜利おねえさん”深田えいみ、SNSをはじめ多ジャンルで躍進「やり直しのきかない失敗はない」とも語る深い“分析思考”

2021/03/17 20:00

深田えいみ、「大喜利お姉さん深田えいみの人生相談室」書籍を発売
深田えいみ、「大喜利お姉さん深田えいみの人生相談室」書籍を発売 「大喜利お姉さん深田えいみの人生相談室」※提供写真

「やり直しのきかない失敗はない」かな


――「―人生相談室」では「悩んだときは、道が一本だと思いすぎないほうがいい」というようなお話もされていましたが、深田さん自身が、新しい世界に飛び込むことでつねに前進し続けているからなんですね。

未知の世界に飛びこむのは緊張するし、失敗したらどうしようって考えると身動き取れなくなっちゃうと思うんですけど、私、基本的に「人生に失敗はない」と思っていて…ちょっと違うかな。「やり直しのきかない失敗はない」かな。一度や二度失敗したからって人生は終わるわけじゃなく、死ぬまで続くものなので、間違いに気づいた時点で軌道修正すればいいんじゃないか、というのはいつも思っています。

――失敗に打ちのめされて立ち直れなくなる、みたいなことはないんですか?

まあ、落ち込むことはありますけど、自分に悪いところがあったなら、次から気をつける以外できないですからね。反省、というよりは、どうすれば同じ過ちをしなくて済むのか、対策を考える。もちろんときには、非がないのに怒られることもあるだろうけど、そういうときはむしろ落ちこむ必要がないので、気分を発散させる方法を編み出すほうに気持ちを注いだほうがいい。誰しも、いきなり変わることはできないし、どんな問題も一足飛びに解決はしないから、そうやって少しずつ前に進んでいくしかないんじゃないかな、と思います。

――「―人生相談室」を読んでいても感じましたが、深田さんの考え方はすごく合理的ですよね。どんなお悩みにも、けっこう具体的にアドバイスをしていました。

「自分らしく頑張ればいいんですよ」みたいな寄り添い方も必要だとは思うんですが、せっかく私に質問してくれて、なおかつ本になるんだから、私なりに提案できることはしたいなと思って。「もし自分が同じ立場だったらどうするかな?」って考えながら答えるようにしていました。ときどき、「私が答えて大丈夫なのかな?」っていう質問もありましたけど。

――たとえば?

今後の人生が不安で仕方ないっていう年上の男性からの質問とか…あと、恋愛や人間関係についてのお悩みなら私も想像しやすいんですけど、会社勤めをしたことがないので、上司や部下との軋轢とかコロナ禍での営業のありようとか、「私の答えで参考になったかなあ?」と(笑)。

「まずは否定しないようにしています」


――めちゃくちゃ参考になりました。私は当事者じゃないですが「なるほど、こういう思考で道を探っていけばいいんだ」とはっとさせられることが多くて。そういう専門外のお悩みに答えるとき、気をつけていたことはありますか?

うーん。だいたいのことは私にとって専門外ですからね。どんなお悩みに対しても、まずは否定しないようにしています。それは現実の知り合いと接するときも同じ。明確な答えだけが欲しいなら、私ではなく、それこそ専門家のところに行くと思うんです。私を選んだってことは、「答えが知りたい」以上に、たぶん「ただ聞いてほしい」。私自身も経験ありますが、そういうときに「こうしたら?」とか「それはだめでしょ」とか言われると「そうじゃない!!」ってキレちゃうんですよね。

――それはわかる気がします(笑)。

自分から相談しておいて勝手ですよね(笑)。男性は解決を優先しがちだから、それで彼女と揉めるでしょう。女性は…っていうか、たいていの人は、まず共感してほしいんだと思うんです。だから、否定しない。でも、せっかく打ち明けてくれたんだから「私だったらこうするかなあ」って思うことを伝える。アドバイスというより、あくまで「こういう道もあるよ」っていう感じで。

――たしかに深田さんは「○○したほうがいい」とか「○○しちゃだめ」みたいな言い方をあまりされませんね。

そうやって相手を誘導しようとするのは、ただのお節介ですからね。「ホストクラブのシャンパンワーで5000万使ったのに彼氏が振り向いてくれない!」なんて言われたら、「それほんとに彼氏なの?」「もうやめなよ!」って言いたくなっちゃうと思うんですけど、その子は別に彼と縁を切りたいとまでは思ってないかもしれなくて、そりゃあ悩みはするだろうけど、関係を続けること自体が幸せの基盤になっているとしたら、それでいいじゃないですか。その子の人生も行動も、何が幸せかってことも、私が決めていいものじゃない。だから、否定は絶対しません。

「あくまで選択肢と可能性のひとつとして自分の意見を」


――先ほどの失敗の話と少し繋がりますね。間違えた、と彼女が思ったら、そのときに彼女自身が直していけばいい。

大事な人ならなおさら、言いたくなっちゃうと思うんですけどね。でも、そうやってお節介をすることで、相手との関係が悪くなっちゃうこともあると思うんですよ。「せっかくアドバイスしてくれたんだから」と、意に沿わないことをして違う失敗につながれば相手を恨んじゃうかもしれないし、「アドバイスしてくれたのにできてない…」っていう罪悪感でギスギスしちゃうかもしれないし。

――たしかに。

まあ、なので私は、あくまで選択肢と可能性のひとつとして自分の意見を言う、っていうのを「―人生相談室」でも心がけました。そうやって言葉にすることで、私自身、気持ちが整理できたというか、「人にこんなこと言ったんだから私も気をつけなきゃ」とか「しんどいときはこういうふうに乗り越えていけばいいんだ」ってことを再確認できた気がします。こんなにしっかりと私の考えをまとめた本ってはじめてなので、TwitterでもYou Tubeでも見られない私に、ぜひ触れてみてくださいね!

取材・文=立花もも

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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