井ノ原快彦×中村梅雀が初対談「事件だけでなく人間ドラマとして感情を丁寧に描いているのが『特捜9』の魅力」
特捜班、掃除当番制度を導入!?
国木田が班長として采配をふるいはじめた特捜班には、もうひとつ思わぬ変化が。それは“掃除”。「今回、面白いのは国木田さんが勝手に掃除当番を決めていること(笑)。『掃除に間に合わせなきゃいけない!』というようなセリフがあって、よくよく考えると特捜班でそんな決まり事なんてないのに、直樹としては何だか学校のようでワクワクしているところもありますね」と、井ノ原は語る。
中村も「国木田は『season3』のときからきれい好きなところがすごかったんですけど、『season4』になって、『これはただごとじゃないぞ』というほどのこだわりを見せています。これからどうなっていくのか、ちょっと楽しみですね(笑)」と、国木田というキャラクターが持つ意外性に魅力を感じている様子。
中村はそんな国木田がもたらす新味に「その存在自体が作品に面白みを加えられているんじゃないか、という手ごたえを感じています」と自信をのぞかせており、これには井ノ原も文句なしに同意。「直樹も国木田さんからいろいろ吸収していますが、僕個人としても梅雀さんとお話ししている中でたくさん気づかされたことがあります。『特捜9』が始まったとき、4年くらいはいろいろ試行錯誤すると思っていたのですが、この『season4』でいい形が出来上がる予感がしています!」と、国木田班長のもと、全速力で走り出した新シーズンへの期待を語っていた。