井ノ原快彦×中村梅雀が初対談「事件だけでなく人間ドラマとして感情を丁寧に描いているのが『特捜9』の魅力」
「season4」のみどころは?
最後に、2人は『season4』のみどころを熱弁。キーワードは“人間”だと断言する井ノ原は「以前、別の作品で“シリーズものはできるだけ役に変化を出さない方がいい”と言われたこともありました。でもこの『特捜9』は全員が“成長”というか“進化”し続けています。僕はその人間らしさがいいなと改めて思っています。直樹たち、国木田さんそれぞれの関係性が変化するように、事件だけでなく人間ドラマとして感情を丁寧に描いているのが『特捜9』の魅力なんです」。
この井ノ原の発言に、中村も「特捜班にちゃんと“日常”があるんだよね。それがとてもいい。現職の警察の方も、特捜班のシーンを『すごくリアルです』とおっしゃっているんですよ」と深くうなずき、「それでいて特捜班メンバーの環境や関係性はずっと変化していて、『season4』でさらに色濃くいろいろな形になっていきます。そこをぜひ楽しみにしてほしいですね」と新シーズンのポイントをアピールした。
また、今シーズンでは、佐野史郎演じる東京地検察次席検事・渡辺理人が、特捜班と対立。特捜班VS検察という構図がぼっ発し、第1話から波乱の幕開けとなるが、井ノ原は「このドラマのいちばんの魅力は1話完結でいつ見ても面白くて楽しめること。でも今シーズンでは初回から最終回までつながる展開もあります。張り巡らされた伏線がどうなるのか。今回は最初から最後まで通して見ていただけると、さらに楽しめます。『特捜9』シリーズをずっと応援していただいている方にとっては大いに驚きがあると思います」と予告した。