奥平大兼「生きてさえいれば、本当にそれでいいと思います」役者として見える世界とは
恋愛が超苦手な漫画家・刈部清一郎(鈴木亮平)と、ダメ男ホイホイの崖っぷち女子・久遠あいこ(吉岡里帆)が繰り広げるコミック・ラブストーリー『レンアイ漫画家』(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)が4月8日(木)にスタートする。
清一郎の“亡き弟”で、高校時代にあいこが恋をした相手・刈部純を演じるのは、いま注目の若手俳優・奥平大兼。映画「MOTHER マザー」(2020年)の息子・周平役で初オーディションながら大抜擢を受け、衝撃のデビューを果たした彼は、インタビューの中で達観した姿勢のはざまに年相応の笑顔をのぞかせる。
同世代と何を話せばいいのか分からなくなっちゃうんです
――まずは、奥平さんが演じる純の印象を教えてください。
コミュニケーション能力があって、明るい子だなと思いました。でも、明るいと言ってもどういうふうに明るいのかなとか、限られた描写から考えるのが難しかったですね。明るい役を演じることも初めてで、経験がない分、自分の中で想像するしかなかったです。
――純は女子に対しても積極的なキャラクターですよね。
僕自身は、異性と話すのがめちゃくちゃ苦手で! というか、同世代の人と何を話せばいいのか分からなくなっちゃうんです。流行にも疎いので(笑)。学校では静かにしていたいタイプです。
でも、中学校の頃はすごくうるさかったです。授業中でもすぐしゃべっちゃう奴でしたが、最近はそれに疲れました(笑)。今は窓際の席なので、日に当たりながら外の景色を見たり、ぼーっとするのが好き。落ち着く席なので、静かに過ごしています。周りから見たら、何を考えているか分からなくて話しかけづらいかもしれません!
毎週木曜夜10:00-10:54 フジテレビ系
●プロフィール
おくだいら・だいけん=2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画「MOTHER マザー」(2020年)で俳優デビュー。ドラマ「恋する母たち」(2020年、TBS系)に出演するなど、役者として幅広く活躍中