本木雅弘“私”が理性を失い人間不信に陥る…『今現在、世界中の方々が共鳴するであろうテーマです』特集ドラマ「流行感冒」が放送
本木雅弘主演の特集ドラマ「流行感冒」(夜9:00-10:15、NHK BSプレミアムほか)が4月10日に放送される。同作は、志賀直哉の同名小説が原作で、今から約100年前、全世界を未知なる恐怖に陥れた「スペイン風邪」が流行する中、理性を失い無闇に人間不信に陥った主人公が、人への信頼を取り戻し日常に帰るまでの“心理的な綾”を描く。
感冒流行の中、理性を失い人間不信に陥る主人公の私を演じる本木は「感染の危険にさらされ、目に見えぬ恐怖に心を乱し、人間同士の信頼が揺らいでいく、、今現在、世界中の方々が共鳴するであろうテーマです」と語り、
続けて「是非、多くの皆さんにご覧いただき、一家族の危うく滑稽な出来事を通して、どんな状況に陥っても、“人は人を愛おしいと思える力を持っている”そんな小さな希望の光のようなものを感じていただければ幸いです」とコメントを寄せた。
「流行感冒」には私の妻・春子を安藤サクラが演じる他、仲野太賀、古川琴音、松田るか、石橋蓮司らが出演する。
特集ドラマ「流行感冒」あらすじ
小説家の私(本木)は、妻の春子(安藤)と4歳の娘・左枝子、二人の女中とともに都心を離れた静かな村で暮らしている。最初の子を生後すぐに亡くしたせいで、娘の健康に対して臆病なほど神経質である。
時は、大正7年(1918)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行り感染者が増えはじめる中、女中の石(古川)が、よりにもよって村人が大勢集まる旅役者の巡業公演を観に行ったのではないか、という疑惑が浮上する。私は石を問い詰めるが、石は行っていないと言う。疑念を払拭できない私は石に厳しくあたり、左枝子に近づかないよう言いつけるが…。
4月10日(土)夜9:00-10:15
NHK BSプレミアムにて放送