<情熱大陸>フランス菓子店オーナーシェフの“理想の菓子”を追い求める姿に迫る
4月18日(日)に放送される「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00-11:30、TBS系)に、自由が丘にあるフランス菓子店「パリセヴェイユ」オーナーシェフの金子美明氏が登場する。
“パリが目覚める”という意味を持つこの店は、毎日行列のできる人気店だ。業界内でも人気が高く、この店のファンだと公言する料理人やパティシエは多い。日本だけでなく、フランス・べルサイユにも店を構え、毎日地元の住民が、金子氏の菓子を求めて列をなす。
オーナーシェフの金子氏は「けっして宝石のような菓子作りではなく、日常の中に溶け込む上質を目指している」と言う。毎日早朝から職人たちが作り上げる菓子は、どれもストイックなまでに磨き上げられた技が光る。
自分はアーティストではなく、あくまで「職人」だと言う金子氏は、自身を「パティシエ」ではなく、「菓子職人」と表現する。毎日、同じ熱量、同じクオリティで、おいしいものを提供し続けることが、一番大事なことだと、職人魂を燃やす。
番組では、そんな金子氏の春の新作づくりを取材。頭の中にある“理想の食感のクリーム”を、今回の新作では完成させたい、と科学の実験のような、油分と水分の“バランス”と“乳化”との格闘が始まった。
「失敗すると、その日1日引きずるんですよね…」。時にはアトリエにこもり、趣味の砂糖菓子の等身大の彫刻を削り、心のバランスを保つ。四六時中菓子のことばかりを考える金子氏の理想の菓子を追い求める姿に迫る。