
「24 JAPAN」は「自分を成長させてくれた作品」
――3月まで放送されていた「24 JAPAN」(テレビ朝日系)は、約1年も撮影されていたそうですね。
元々は半年ぐらいを予定していたんですが、コロナの影響で1年くらい撮影が続きました。こんなに長く撮影するのは初めての経験でした。いろんな場所に行ったんですけど、常に追いかけられていたので(笑)、緊迫したシーンばかりでした。
最初のころは、役に引きづられちゃう部分もあり、例えば車のトランクに閉じ込められるシーンでは、撮影が終わっても涙が止まらなかったり。でも、やっていくうちにオンオフの切り替えができるようになりました。
――1年の間に女優として成長があったわけですね。
そうですね。でも、自分が作り上げた役を1年間演じていく中で、正直もう少しこう演じていればと悔しくなる部分もありました。
普通の連続ドラマだと一日以上の時間経過があるので、多少の変化があってもおかしくないんですけど、「24 JAPAN」は1話につき1時間の経過で、24時間の出来事を描いた作品なので、最初に作った自分の考え方、行動、表情などをずっと続けないと、お話がつながりません。変化を感じさせないように演じることが大変でしたが、貴重な経験をさせていただいたと思っています。1年間で一日の出来事を描く作品に参加できることなんて、この先もほとんどないと思うので、自分を成長させてくれた作品だなと思います。
――そして、「未来へのかたち」の後には映画「ショコラの魔法」が6月18日(金)に公開されます。
私が小学生のころに「ちゃお」(小学館)で連載していた作品なので、本当にファンでした。出演の話を聞いたときに、「あのショコラの魔法かな?」と思いました。すごく読んでいた作品ですし、少女漫画のホラーと言えば「ショコラの魔法」だったので、その世界に入れるというのはうれしかったです。
――「未来へのかたち」とは違い、共演者に同世代の多い作品でした。
同世代の方ばかりの現場は久しぶりだったので、改めて若さみたいなものが…(笑)。私は美術部員を演じていますが、学生ならではの悩みなどが出てきて、特殊と言えば特殊な作品ですが、自分的にはあまり非日常感はなかったです。現実とかけ離れているというよりは、その世界に存在していると感じられる作品でした。
――「ショコラの魔法」はファンタジーホラーということですが、ホラー作品は好きですか?
実は自粛期間中にホラー映画を、一日に3、4本見ていました(笑)。なので、ホラーに対して免疫がついたかもしれないです。いろんな作品を見ていて感じたのは、人間が一番怖いんだなって(笑)。
5月7日(金)より丸の内TOEI、イオンシネマほか全国ロードショー
出演:伊藤淳史、内山理名、吉岡秀隆、橋爪功
桜田ひより、飯島寛騎、宮川一朗太、川野太郎、六平直政、大塚寧々
監督・脚本・編集:大森研一
音楽:清塚信也
主題歌:「未来へのかたち」HAN-KUN from 湘南乃風
公式サイト:https://mirakata.com/
(C)2021「未来へのかたち」製作委員会
映画「ショコラの魔法」
6月18日(金)より全国公開
出演:山口真帆、岡田結実
桜田ひより、中島健、畑芽育、綱啓永、森希翔、上野鈴華、川口葵、吉田あかり、三浦真椰、東貴博、袴田吉彦
原作:みづほ梨乃「ショコラの魔法」(小学館/ちゃおホラーコミックス)
監督:森脇智延
脚本:金沢達也
配給:イオンエンターテイメント
公式サイト:https://www.themagicofchocolate-movie.com/
(C)2021 みづほ梨乃・小学館/映画「ショコラの魔法」製作委員会































