4月21日、名古屋・栄にあるSKE48劇場で行われたSKE48 チームS「重ねた足跡」公演で、野島樺乃が6月末での同グループからの卒業を発表。以降はゼスト所属の新世代ボーカルグループ「&(アンド)」のメンバーとして活動することを明かした。
公演の最後、「皆さんに発表があります」と切り出した野島は「私、野島樺乃はSKE48を卒業します」と表明すると、ステージ上のモニターには野島が新しく活動する「&」の楽曲とともにティーザー映像が。
野島は「突然のことですごく驚かせてしまっていると思うんですが、私はSKE48を卒業してゼストに所属する4人の新世代ボーカルグループ『&』として、新しくデビューすることになりました。1年ほど前から東京でレッスンを重ねてきました。『&』は歌に特化したグループになっています。私にとってすごく大きな決断なんですけど、挑戦させていただきます。ゼスト所属ということで、またファンの方々には会える機会があると思いますし、私自身その機会を作れるように精いっぱい頑張っていきたいと思います。応援をよろしくお願いします」と語り、劇場のファンからは大きな拍手が送られた。
突然の発表にチームSリーダーの松本慈子は「正直に言うと、これからのSKE48を、チームSを先頭に立って引っ張っていく存在になるだろうなと思ってたので、卒業が早過ぎるし、若過ぎるし、さみしいなという気持ちが本音です。でも今後はいちアーティストとして、樺乃がカッコイイ姿を私たちに見せてくれるっていうのを想像するとすごく楽しみです。だから私たちメンバーは全力で応援しますし、(ファンには)残りの期間、“アイドル”野島樺乃を目に焼き付けてほしいですし、卒業した後も応援してあげてほしいなと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」とエールを送った。
野島は2015年に7期生としてSKE48に加入し、同年11月にチームSの一員として正規メンバーに昇格。2019年1月の「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で優勝すると、同年5月にはSKE48劇場にてソロ公演を実施。さらに、2019年7月にリリースされたSKE48 25thシングル「FRUSTRATION」でシングル表題曲の選抜メンバーに初選出され、同シングルにはカップリングとしてソロ曲「夢の在処へ」が収録。「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」への出場は見送ったものの、2020年12月の「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」では準優勝。ファイナリスト9名で歌唱するオリジナル曲「はじまりの唄」が6月にリリースされることが決定している。
また、野島が新たに活動するグループ「&」は、野島の卒業の発表と同時に公式HPや公式Twitterが始動。野島、山崎カノン、モラレスきあら、栗本優音の4人組で、2021年夏のデビューを予定している。YouTubeのavex公式チャンネルでは、劇場でも公開された「&」のティーザー映像を配信。モノクロの世界観で統一された映像は「自由に染めていく“イロ”も“ミライ”も」という文字で締めくくられている。
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