中村倫也演じる移動珈琲店の店主・青山に癒やされる視聴者が続出中の人気のドラマ「珈琲いかがでしょう」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)。「凪のお暇」のコナリミサトの同名漫画を、映画「かもめ食堂」(2006年)の荻上直子が監督・脚本を担当した今作は、青山の移動珈琲店を通して、出会う人々の心を癒やしていく。
一方、青山は短期間で出店場所を変えたり、磯村勇斗演じるガラの悪い謎の男・杉三平(通称・ぺい)が青山の行方を追うなど、彼の過去にも危なげな雰囲気も漂っている。
今回は、5月10日(月)放送の第6話からぺいに指令を出していた黒幕として登場する通称・ぼっちゃんを演じることになった宮世琉弥にインタビュー。見た目は華奢な高校生だが、かつて青山が属していた泥龍会の三代目という、ドラマの終盤を担う重要な役どころを演じることについて話を聞いた。
――泥龍会の三代目で高校生のぼっちゃんを演じることになりましたね。
「珈琲いかがでしょう」の原作ファンの方が注目する役だと思うので、キャスト発表されるのは正直怖かったです。でも、中村さんたちや監督の力を借りて、この子で良かったと思ってもらえる作品になっていると思います。
――世話係だった青山に執着し、ぺいに捜させているぼっちゃんの最初の印象は?
正直に言うと、「何考えてるんだ、こいつ」と思いました。監督と話した時に「ぼっちゃんは悪いと思わずに、青山にこういうことをしている」と言われたのですが、それでもやはり“何だろう、この感情”と思いました。さすがにそこまでのことはしないでしょと思いつつ、気持ちが分かる部分もあったので、(そのギャップを埋めるのが)すごいく難しかったです。ぼっちゃんのキャラクターはほぼ原作通りで、違うのは髪型ぐらい。本当にそれ以外は全部、原作に寄せています。