コロナ禍でも変わらない“人を応援する気持ち”
――アイドルを始める環境として、コロナ禍の現在は大変ではないですか?
ライブだとか今までのアイドル像では、事業として伸びるかは難しいところはあるんですけど、女の子がいてそれを応援する人がいてというビジネスモデルだとか、エンターテインメント産業自体は消えないものだと思っています。
自分の好きな人がいてその人を応援してあげたいっていう気持ちは、日常生活でも恋愛でもそうだと思うんですけど、いつの時代でも人間誰しも変わらないことで、ただ形が変わっていくだけだと思うんですよね。
ライブコマースはこれから伸びてくる産業だと思いますし、そことアイドルの関係性もいいんじゃないかなと思っています。繋がりが希薄になっている今だからこそ、アイドル産業は重要になってくると思うんで、ライブを通しての“偶像”という意味でのアイドルよりは、もっと身近な存在として機能していくんじゃないかなっていう可能性は感じています。
オタクの人ってすごくて、一人の子を応援しだすと、その子に自分の全部を集中させるわけなんですよね。そういうお金や情熱を注げる顧客って、普通のビジネスではあまりないじゃないですか。そういったアイドルと企業さんを繋げていくことでファンを“オタク化”させるというのが重要なのかと思いますね。