さつま地鶏の手羽の料理対決で下剋上! 最年少シェフが涙…<DRAGON CHEF 2021>
5月8日放送の「DRAGON CHEF 2021~サバイバルラウンド~」(毎週土曜夜0:05-0:35、ABCテレビ※関西ローカル)では、中華の花田洋平シェフ、フレンチの三和慎吾シェフ、最年少でフレンチの徳永未奈子シェフが対戦。総監督・須賀洋介シェフによる審査で一人が脱落した。
夢と情熱を持った40歳未満のシェフたちが龍のごとく駆け上がる、優勝賞金1000万円が用意された“若手料理人№1決定戦。
テーマは「さつま地鶏の手羽」
今回のテーマは「さつま地鶏の手羽」。まず、暫定2位の花田シェフは、コーラを使って手羽を煮込む。一方、暫定4位の三和シェフはラビオリ、最下位12位の徳永は、ブラックチョコレートと手羽を使ったデザートを作るという。そんな中、仕上げに入った三和シェフが、40分かけて作ったソースの器を倒し、半分を失ってしまうハプニングも。
今回、料理を試食したのは、須賀シェフの他、ゲストの森泉、手羽を提供した養鶏農家・笹峯大作さんの3人。
ANAクラウンプラザホテル大阪のレストランで腕を振るい、これまで20以上の大会で賞を総なめにしてきたコンクールキラーの花田シェフが作ったのは、一度揚げた手羽をコーラで水分が飛ぶまで煮詰めた「コーラジーチー」。骨の旨味コラーゲンをしっかり引き出し、中国料理独特の甘辛い味に仕上げた。さらに、飴細工を使い、缶から流れ出るコーラを皿の上に表現。見た目でも驚かせた。
森は、「濃厚だけど辛みもあって、レモンが効いてるからさっぱりしている」と称賛。しかし。須賀シェフからは「1時間あってこれくらいしかできなかったな、中華の巨匠・脇屋友詞だったら5品くらい作っていた。花田さんはそれくらいの勢いを見せられる方だと思う。あとコーラなので甘さが勝ってしまった」と厳しい意見が。
宮崎市の結婚式場に勤務し、料理を作っている徳永シェフが今回作った料理は、「手羽先のフォンダンショコラ~タイムの香り~」。ワインとフォンドヴォーを煮詰めたソースを甘いチョコレートケーキの中に入れて焼き上げたフォンダンショコラ。それに合わせる手羽は、柔らかく煮込んだものと揚げたもの。食感の異なる2種類の手羽を甘酸っぱいフォンダンショコラをソースにして味わう、突き抜けた発想の一品だ。
森は「唐揚げのジューシーさと、ちょっと酸っぱい感じ…いろんな味がするけど、不思議とまとまっていてチョコレートと合う!」と、斬新な料理に驚いた様子。須賀シェフも「未奈子さんっぽい柔らかい発想力」と評価しつつ、「でもこれは、甘さ、酸味などのバランスを完璧に仕上げるのが難しい料理。さつま地鶏を使っているので、その良さをもうちょっと…発想力だけではなく、食材へのリスペクト…ちょっと遊びが強くなっちゃったかな」と指摘した。