さつま地鶏の手羽の料理対決で下剋上! 最年少シェフが涙…<DRAGON CHEF 2021>
最後は、パリで星を獲った日本人シェフとして名を馳せる吉武広樹シェフの下、「Sora(ソラ)」で腕を磨いた三和シェフ。帰国後、山口県の郊外に建つ古民家に移住し、フレンチレストラン「mitsuwa」をオープンし、自家菜園で育てた野菜を出している。
そんな三和シェフが作った料理は「mitsuwa波瑠の香り」。山口名産のみかん「ゆめほっぺ」と山椒をはさんだパスタ生地に、やわらかく煮込んだ手羽を包んでラビオリに。さらに、自家菜園で育てたフェンネルのソテーを手羽先の中に詰めて揚げた。決め手となるソースは、手羽の出汁にバター、生クリーム、山口県名産のみかん「ゆめほっぺ」の果汁を入れ、絶妙なバランスだったが、終了間際に半分こぼしてしまう痛恨のトラブル。同じ材料をあわてて継ぎ足し、何とか間に合わせた。
須賀シェフは「センスいいですよね」と褒める一方、「ソースは強引に間に合わせた感がある。ゆめほっぺは糖度の高いみかんなので、果たして合うのかなという気がした。でも料理としてはおいしかった」と評した。
涙をのんだシェフは?
森と笹峯さんの意見を参考に、最終的なジャッジを下すのは総監督・須賀シェフ。審査結果は、1位が三和シェフ、2位が花田シェフとなり、最年少の徳永シェフが脱落。4位の三和シェフが2位に上がる下剋上が起きた。惜しくも敗れた徳永シェフは、「1位をとって、お世話になっている人たちや家族に恩返しがしたかったので、すごく悔しいです」と、涙を流した。
MC・山里亮太から心境を聞かれた徳永シェフは、「もっと勉強しないといけないなという気持ちが芽生えてきました。でも(年齢制限の39歳まで)あと16回出られるので」と語り、山里も「結構いけるね!」とエールを送った。
次回5月15日(土)は、日本が誇る海の幸・ホタテを使った料理バトルが行われる。