写真も多数掲載されており、「すべて夫に撮ってもらいました」という自然体が魅力の写真の中には、マタニティーショット(吉川は現在、第三子を妊娠中)も掲載されている。
エッセイでは現在の家族についても書かれていることから、子どもとの関わり方において気をつけていることを記者に質問されると「子どもへの一番のギフトは、人との関わりの中で自己肯定感をもてる人間性をはぐくめること。子どもたちのことを子ども扱いせず、すべてにおいて信頼することを心がけています。子どもが外出する時は“気をつけて”という言葉を使う代わりに、アナタたちならどこに行っても大丈夫、信頼しているよという気持ちで“楽しんでね”と送り出すようにしています」と独自の子育て論を披露した。
発売前に予約が殺到し、すでに3回の重版がおこなわれ5万部を突破している同書。多くの反響に対して「過去のことをすべて話せるようになったとはいえ勇気がいることでした。赤裸々に書いているので不安がなかったわけではありませんが、こんなに応援していただけて嬉しいです」と感謝を述べた。
また、吉川が株式会社amaraの社長に就任することも発表され、オーガニックコスメにこだわった様々なプロダクトを展開していく意向を語った。
取材・文=原千夏