“普通の若者”の視点で視聴者とドラマの架け橋に
知季と同じスイミングスクールに通うレイジ役・望月歩と陵役・佐久本宝は、ともに連続テレビ小説「エール」(2020年、NHK総合ほか)に出演し一気に注目を集めた。
望月は「エール」の主人公・裕一(窪田正孝)の銀行員時代の先輩・松坂役。調子のいい反面、音楽の道に進みたいと悩む裕一を心配する、心優しい愛されキャラクターを演じた。佐久本は、裕一の弟・浩二役。途中、裕一と仲違いもしたが、父・三郎(唐沢寿明)の死をきっかけに和解。三郎を看取るシーンでは、多くの視聴者の涙を誘った。2人ともドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年、日本テレビ系)にも出演し、当時からキラリと光る演技力を見せていた。
「DIVE!!」のレイジと陵は、知季といつも一緒だったが、知季ばかりが才能を見出されていくことに2人が不満や妬みを感じ、一時はケンカ状態に。気まずい空気が流れたが、第5話では2人のほうから「やっぱトモはすげえわ」「今まで悪かった。ガキみたいな真似して」(陵)、「俺も、ごめん」(レイジ)と頭を下げ、仲直り。5話ラストで知季が新たな飛込み技を成功させると、自分のことのように喜んだ。
要一の「俺は(ライバルの)さらに上を行くだけだ」というストイックなつぶやきに2人そろって「侍かよ!」とツッコミを入れるなど、クスッと笑わせるコミカルシーンの間合いも絶妙だ。
未知数の知季、努力家の要一、天才肌の飛沫がオリンピックを目指す「DIVE!!」。選ばれし者たちの戦いを描くドラマだからこそ、視聴者が共感できる“普通の若者”の視点は欠かせない。いずれも朝ドラで好演を見せた前田、望月、佐久本の演技力は、お茶の間もよく知るところ。視聴者とドラマの世界観をつなぐ3人の活躍にも注目したい。
第6話は5月19日(水)に放送する。いよいよ知季たちMDS(ミズキダイビングスクール)のメンバーが選考会に臨む。
毎週水曜深夜0:00ー0:40
テレビ東京ほかにて放送
※動画配信サービス「Paravi」「ひかりTV」にて配信
原作:森絵都
出演:井上瑞稀、髙橋優斗、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)、馬場ふみか、望月歩、佐久本宝、田鍋梨々花、前田旺志郎、藤原さくら、大東駿介、野間口徹、村上淳
監督:瑠東東一郎、久万真路
脚本:加藤綾子、政池洋佑、加藤法子
飛込監修:金戸恵太
協力:日本水泳連盟/セントラルスポーツ(株)
チーフプロデューサー:山鹿達也
プロデューサー:倉地雄大、木下真梨子、清家優輝、岸川正史
協力プロデューサー:都志修平
制作:テレビ東京/ジェイ・ストーム/ファインエンターテイメント
製作著作:ドラマ「DIVE!!」製作委員会
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/dive/
(C) 2021森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会
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