「小さな巨人」長谷川博己の最大の敵は香川照之!
TBS系で放送される4月期の日曜劇場が、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメントドラマ「小さな巨人」(毎週日曜夜9:00-9:54)に決定。香川照之が出演することが明らかになった。
香川の役どころは、長谷川博己演じる主人公・香坂真一郎の刑事人生を大きく変える捜査一課長・小野田義信。
小野田は高卒のノンキャリだがたたき上げで事件現場の最高指揮官である捜査一課長まで上り詰めた実力の持ち主。対立する前捜査一課長・三笠(春風亭昇太)のお抱えである香坂を自分の部下に引き入れたのは、優秀な道具と認めたからだ。だが、そんな香坂が左遷される要因となる証言をしたため、2人の関係に亀裂が生じる。
香坂ら警察官たちが目指す最高峰のポジションは、小野田の手に握られている。小野田は、己の正義を信じて全うしようとする香坂にとって最大の敵になっていく。
【第1話あらすじ】
警視庁捜査一課強行班1係長の香坂(長谷川博己)は、ことし3度目の捜査本部事件を解決する活躍を見せていた。その祝勝会と称して、前捜査一課長で今は所轄の署長をしている三笠(春風亭昇太)と料亭で会食していると、どこで聞きつけたのか現捜査一課長・小野田(香川照之)が現れる。
三笠と小野田は優秀な部下の香坂を評価しているという共通点はあるが、互いの捜査理論の違いから腹の底ではいがみ合っている。
会食を終えた香坂は、料亭の前で中小企業の社長・中田隆一の飲酒運転を疑い取り調べた際、偶然、隆一の車を傷つけてしまう。
すると翌朝、大手ニュースサイト・ゴーンバンクの見出しに“飲酒状態の刑事、車を破損”と記事が掲載されていた。
香坂は警察官による不正を調査する監察官・柳沢(手塚とおる)に呼び出され、宴席の直後に取り調べをしたのではないかと問いただされる。
黙秘を続けるが、上司に当たる小野田が呼び出され、日本酒を飲んだことを打ち明けられ、警察の名誉を傷つけたとして所轄への異動を命じられてしまう。
香坂が所轄にやってくると、日本経済のトップに立つIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正が誘拐される事件が発生する。誘拐犯は身代金を要求している。
捜査一課の時と同様に捜査をしようとする香坂であったが、これまで部下であった警視庁捜査一課長付運転担当・山田(岡田将生)に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せてください」とくぎを刺される。
香坂の元に残されたのは、問題だらけの所轄刑事のみ。彼は窮地を脱し、捜査一課に返り咲くことはできるのか。