幕府にとって屈辱的な場面に、視聴者も「家茂様苦しいお立場…」「家茂が外様諸侯にお酌するシーン見てられない…と思ったら慶喜が言ってくれた!」「この酌の一件があったからこそ、慶喜は『公方さまをお守りする』覚悟ができたんだな」と注目。
同時に、御三家・紀州徳川家当主から時の将軍となった家茂、そして御三家・水戸徳川家から養子として御三卿・一橋徳川家に入り当主となった慶喜の立ち居振る舞いに「高貴なお2人のあふれ出る気品!耳打ちまで美しい…」「『しかたがあるまい』と外様にお酌をする家茂様の憂いを帯びた佇まいがまた良き」といった歓声も上がった。
慶喜の「快なり!」に視聴者も感動!
第14回終盤では、薩摩の動きに不信感を強めていた慶喜がついに爆発!力を強める外様諸侯について、久光本人の前で「天下の大愚物、天下の大悪党」と言い放ち、家臣たちの前で「とうとう薩摩にひと泡吹かせてやった」「快なり!」と晴れやかな表情を見せた。「快なり!」は慶喜の亡き実父・斉昭(竹中直人)の口ぐせ。視聴者からも「快なり!に興奮した!!」「ここで『快なり』か!ドラマチック」と感動の声が上がり、「#青天を衝け」がこの日もTwitterのトレンドに入る反響となった。
こうして慶喜は徳川幕府を守る決意を固め、栄一はそんな慶喜に忠心を誓うこととなった第14回。続く第15回「篤太夫、薩摩潜入」は5月23日(日)に放送する。
栄一と喜作は、武士として初俸禄(ほうろく)をもらい、円四郎(堤真一)から「篤太夫(とくだゆう)」「成一郎(せいいちろう)」という新しい名も授かる。篤太夫の初仕事は、摂海防禦(せっかいぼうぎょ)の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井優)の隠密調査だった。
そこで出会った西郷吉之助(博多華丸)から、“先の時代が読める優秀な人材ほど非業の最期を遂げる”と聞かされた篤太夫は、円四郎の行く末を心配する。一方、水戸藩では、藤田東湖の息子・藤田小四郎(藤原季節)が攘夷(じょうい)実現のため天狗党(てんぐとう)を率いて挙兵していた。