LoVendoЯ再始動で、田中れいな「今日って本当に大事やったと思う」
田中れいな率いるガールズバンド・LoVendoЯが3月12日、ファンクラブイベントライブを東京・新宿ReNYで開催した。
'16年9月に魚住有希が脱退し、現在は田中、岡田万里奈、宮澤茉凜の3人で活動しているLoVendoЯ。今回が3人体制になって初のファンクラブイベントライブとなった。
3人は、田中がコーディネイトしたという、黒を基調にした衣装で登場。序盤では「イクジナシ」やシングル曲「宝物」などを歌い、中盤では「賞品争奪!~ジャンケン大会~」を実施することに。勝者にはメンバーがツアーで着たTシャツや、'16年のツアー「LoVendoЯ LIVE TOUR 2016 ~POWEЯ!」のステージに飾られていたフラッグにメンバーのサインを入れてプレゼントするという、ファンクラブイベントらしい超レアなアイテムが用意された。
ソロコーナーでは、岡田が初めて作詞・作曲をした「出発(たびだち)の鐘」をしっとりと聴かせ、田中は和楽器バンドの「吉原ラメント」をカバー。羽根扇子を手にして艶やかに舞いながら歌い、客席を魅了していく。
曲が終わると、岡田は本イベントに合わせて発売になったグッズ、メンバーの生写真付「かりんとう 七味しょうゆ味」を食べながらステージに再登場。3人のワチャワチャした会話で、似顔絵をあしらったTシャツやアクリルキーホルダーなどのグッズを紹介した。
終盤では、3人で新たに歩んでいくLoVendoЯのイメージに重なるような「だけどもう一度 それでももう一度」に続いて、前山田健一(ヒャダイン)の作詞・作曲による、夏リリース予定の新曲「ぶっぱなせ!Baby, I Love Ya」を初披露。ポップなナンバーで、弾けるようなパフォーマンスを見せた。
ラストのMCで、田中は「LoVendoЯにとって、今日って本当に大事やったと思うよ。3人になってみてさ、イベントでちゃんと披露したの初めてやん? で、3人になってね、みんな心配したと思っちゃね。なんも無いし、LoVendoЯとして。それは、(ブログなどの)コメントでみんなからめっちゃ訴えられて。(コメントを)ちゃんと見るけんさ。『なんか、どうなの?』みたいな。『待っときって!』みたいな(笑)。全部知っとうけんさ、いろいろとれいなは。でも、お客さんはなんも知らんし。また個々の仕事ができました(と情報が出ると)『LoVendoЯは?』みたいな感じで思ったと思っちゃけど。今日のを見て、今後も行くか行かんかを決めると思うの、れいながお客やったら。え~、『3人つまんな』『マジつまんね』『マジつまらん』みたいな(場内爆笑)。でも、楽しいって思ったらLoVendoЯが今後何かやりますって言った時に、来てくれるっちゃないかなって思ったけん、今日が勝負だと思った」と、ファンに語る。
この発言を受けて、岡田が「皆さんどうでした?」の問い掛けると、ファンからは歓声が上がる。その後、田中がミニアルバムの発売決定を告げると、さらに大きな歓声が上がった。
■終演後のメンバーコメント
田中れいな:久々のミニアルバム発売ということで、最初は「あ、そっかー」って感じだったんですけど(微笑)、今日イベントをやって新曲を披露してみた時に、すごい楽しかったですね。今までだと「ギターはギターで個々にパフォーマンスをやって。(ギターのことは)分からんけん」みたいな感じで、おかまりにしか(振付などを)教えてなかったんですね。
でも、3人になったから、3人で1つになってやってる感を見せたいなと、自分たちでパフォーマンスを考えた時に、最後はジャンプしようかってノリで決めてたところはあったんですけど、実際にやってみたら、これから行くぞ!みたいな感じが曲に出て良かったなって思いました。見ていて楽しいなって思ってもらえる、新たなLoVendoЯにしていきたいと思います。
岡田万里奈:グループでやっていなかった期間が長かったから、ファンの人たちが「LoVendoЯを応援していいのかな?」って不安に思っているのを感じてましたけど、私たちも同じように不安な部分もあったんですね。でも、久々のライブでミニアルバムの発売を発表して、ファンの人たちを安心させることができたと思います。
これからもLoVendoЯについてきてください! 新曲の「ぶっぱなせ!Baby, I Love Ya」は、私は前からヒャダインさんが大好きで、曲を作ってほしいってスタッフの方にもリクエストもしていたので、ヒャダインさんが作ってくれた曲を歌えるのは嬉しいです。
宮澤茉凜:新曲「ぶっぱなせ!Baby, I Love Ya」が、ファンの人たちの不安を解消する1曲になったと、今日、ステージでやってみて確信しましたね。私もボーカルの2人と一緒に振付を頑張って、最後はシールドを抜いて飛んだりとか、斬新な振りが入っていて、見ていても飽きない曲になったと感じました。
ミニアルバムの発売も伝えられて、ファンの皆さんにとっても、不安が一気に期待に変わったライブになったと思います。