<エデン>全世界配信記念スペシャルイベントをバーチャル空間で開催!高野麻里佳「(ロボットだけの世界でも)愛の形は変わらない」
入江監督の「エデン」へのアプローチとは
日本のアニメ界と世界中のトップクリエイターが集結し、多国籍な個性も持ちつつ日本アニメとして作り上げた入江監督は、「当初はエンターテイメントとして楽しく面白いものを目指していたんですが、その中で一番大切なものは何かと考えた時に、“あって当たり前のもの”こそ大切なんじゃないか、それが伝わるように作っていかないといけないと感じていました」と、同作への自身のアプローチを明かした。
そんな監督の思いに応えるようにして、“世界でたった一人の人間”というこれまでのキャリアで初めての役柄を演じた高野は「ロボットに育てられるという経緯は異端でしたが、サラ自身は普通の女の子で天真爛漫で、ロボットのお父さん、お母さんの愛を感じていたからこそ、普通の少女に育ったんだろうなと思っています。愛の形はこの世界でも変わらないんだなって感じました」と、はからずも家族となったサラとロボットの家族愛について思いを語る。
不変の愛について語る高野をまるで本当の父親のように見守っていた伊藤は「サラと過ごした年月によってパパとママに何かしらの感情が生まれている表現を、どの程度変化をつけたらいいんだろうと第1話では悩みながらやりましたね」と言い、氷上も「(E92とA37は)だんだん感情が生まれてきます。ロボットもサラと一緒に成長して、役割や感情が増えていく過程が難しかったけど楽しく演じました」と明かし、初めて子を持った親のように、悩みながらサラとの関係を築き上げていったことを明かす。
偶然サラを発見したことから家族になっていったE92とA37だが、実はこの2体に性別が決められていたわけではないという。氷上は「ロボット同士にも役割や性格があって、A37はそれがママ寄りだったんじゃないかなって思っています」と考察し、高野は「サラはきっと見た目からじゃないでしょうか? パパとママが恋しいときに目の前にいた、大きな存在と小柄な存在とで『パパ、ママ』と呼んだのでは…」と赤ちゃんのサラを演じた時の気持ちを振り返り考察した。
氷上と同じように、おのずと父親よりの心情になっていったと語る伊藤は「いい意味で昭和の親父の頑固さを誇張して、ロボットだけどパパとママの役割で3人の家族を作れればいいなという思いがありました」と、当時を振り返る。
監督は「この2体のロボットがこの組み合わせでサラの前に現れたから、それぞれパパとママになったのだと考えています。ひょっとしたら別のロボットがサラの前に現れていたら伊藤さんはママ役だったかもしれないですね(笑)」といい、それを受けて伊藤は即座に「ママ役もやるよ!?」と監督にアピールし、笑いを起こした。
5月27日(木)よりNetflixにて全世界独占配信
【作品公式サイト】https://www.eden.netflix.io/
【Netflix作品ページ】http://www.netflix.com/eden
<スタッフ>
監督:入江泰浩
キャラクターデザイン:川元利浩
脚本:うえのきみこ
コンセプトデザイン:クリストフ・フェレラ
アートディレクター:クローバー・シェ
音楽:ケビン・ペンキン
原案・プロデューサー:ジャスティン・リーチ
アニメーション制作:QubicPictures,CGCG
<キャスト>
サラ:高野麻里佳
E92:伊藤健太郎
A37:氷上恭子
S566:新垣樽助
ゼロ:山寺宏一
チューリヒ:桑原由気
ジュネーブ:甲斐田裕子
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