鈴木香里武(かりぶ)、名付け親は明石家さんま!名前に誕生日・趣味・仕事…魚づくしの深海生物スペシャリストを直撃
――使われている漢字はどのように決まったのですか?
これは両親が決めたんですけど、男の子だと分かったときに、狩人の狩に武士の武を付けようと思ったんですって。一応姓名判断にかけたと。そうしたら、「『狩武』と名付けると、この子は将来人を狩ります」と言われたそうです。
――(笑)
そりゃまずいってことで、今の字、香に里に武に行きついたという。前だけ見ると香里さん、女の子の名前のようですよね。香里の最後に武士で締める感じはバランスが良いんじゃないかと。字画も良かったようで、この名前になりました。狩人の方になってなくて良かったです。それはそれで、魚のハンターになっていたかもしれないですけどね。他のカリブという名前の方にお会いしたことはないですけど、世の中には居るみたいですね。
――姓ではなく名前で呼ばれることが多そうですね。
鈴木さんと呼ばれることはほとんどなかったですし、今もないです。幼少期からそうですね。あだ名もつかないですね。全然つかない。
両親は、さんまさんがカリブでええやんておっしゃったとき、「人間に付ける名前じゃないですよ、地理の時間にいじめられますよ」というようなことを返したらしいんですよ。でも、学校ではそんなことはない。僕は友達付き合いが悪くてあまりしゃべらない子だったから、僕のことを笑う人がたまたまいなかっただけかもしれないですけど、バカにされることも無かったです。
一回だけダメージを受けたのは、中学か高校の地理の授業で、イヌイットの話が出たときですね。プリントが配られて、そこにイヌイットの主食として、カリブーの死骸の写真が載っていたんですね。そのときは精神的ダメージを食らいました。せめて元気なカリブーの写真を載せてほしかった。周りでヒソヒソと若干のざわめきはありましたけど、知らんぷりしておきました。
名前の由来になった場所に家族で旅行に行ったこともあって。そこで名乗ったらさぞウケるだろうって期待していたんですよ。スペイン語を覚えて、会う人会う人に名前を伝えたんですが、全く反応が薄くて。なんでだろうと思ったら、現地のカリブの発音は「カリベ―」みたいな感じで、「カリブ」ではなかったらしく、それはちょっと企画倒れでした(笑)。
2021年5月30日(日)昼4:05-5:20
フジテレビ系にて放送