閉じる

柴咲コウ、デビュー当時の苦悩を明かす「やりたいことから離れていってしまうことへの葛藤があって」<インタビュー>

2021/05/29 05:30

映画「クルエラ」で主人公・クルエラ役の日本語版声優を務めた柴咲コウ
映画「クルエラ」で主人公・クルエラ役の日本語版声優を務めた柴咲コウ撮影=阿部岳人

若いころは仕事に対する葛藤も


――映画「クルエラ」ではクルエラの若い頃が描かれていますが、これまでのクルエラ像から印象が変化した部分はありましたか?

クルエラは自己演出が上手な人だと思うんですけど、今回の映画は「そうなるに至るまでの物語」なので、そこのギャップはあってもいいのかなと思いながら。

あと、若いときの方が何に対しても必死だし、一生懸命じゃないですか。“完成されたクルエラ像”っていうのはもうすでにあるんだけど、それはそれとして、ここから20年くらい経つとああなるんだろうな、と思いました。自分の人生においても20年前と今とでは全然違いますし…。

――柴咲さんご自身の、デビュー当時の仕事への向き合い方はいかがでしたか?

“やりたいこと”と“できること”のギャップもまだある中で、“やりたいこと”を目指す思いがあるからこそのアンバランスさがありました。

あと、私は好きな仕事に対しては没頭できるのですが、“そこについてくる仕事”もあると思うんですよね。もしかしたらこういう取材もそうかもしれないんですけど(笑)、自分のお芝居を自己評価して共有・拡散していかないといけない。役者が、それを語らなくてはいけないというのはとても難しいことだと思っていました。

そんな中で「全然関係ないバラエティーに出ます」とかってなると、いよいよ「何やってるんだっけ?」と思えてしまって。若いころは本職ややりたいことから離れていってしまうことへの葛藤があって、居心地の悪さが顔に現れることが結構ありました(笑)。

――20年間で、そこに対する意識の変化はありましたか?

そうですね。自分自身が“作る側”に回ったこともあって、何を作るにしても「いろいろな人が携わっていないとできないことなんだな」と実感するようになりました。「お金ってこうやって集めるのか…」とか「全然欲しいところに人が来ない」とか、裏方の苦労を知った事が大きいです。

後は広く人付き合いをしていく中で見えてくるものもあって、それも作用していると思います。

下に続きます
映画「クルエラ」
映画館 &ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
監督:クレイグ・ギレスピー(「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」)
キャスト:エマ・ストーン、エマ・トンプソン、マーク・ストロング
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

※プレミア アクセスは追加支払いが必要


------------------------------------
■柴咲コウ 衣装
ポンチョ:129,800円(税込)
ブラウス:107,800円(税込)
スカート:162,800円(税込)
ネクタイ:41,800円(税込)
ベルト:98,000円(税込)
全て Shiatzy△Chen
他、スタイリスト私物
■Shiatzy Chen international limited
東京都千代田区有楽町1-8 ザ・ペニンシュラ東京1F
TEL:03-6212-2878

■スタイリスト
stylist Kei Shibata (tsujimanagement)
------------------------------------

画像一覧
4

  • 映画「クルエラ」で主人公・クルエラ役の日本語版声優を務めた柴咲コウ
  • 【写真を見る】柴咲コウ、かわい過ぎる笑顔
  • 映画「クルエラ」で主人公・クルエラ役の日本語版声優を務めた柴咲コウ
  • 映画「クルエラ」で主人公・クルエラ役の日本語版声優を務めた柴咲コウ

関連番組

クルエラ

クルエラ

関連人物

  • No Image

    柴咲コウ

  • 【冬ドラマ】2025年1月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【冬ドラマ】2025年1月期の新ドラマまとめ一覧

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • 推したい!フレッシュFACE

    推したい!フレッシュFACE

  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • 第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

    結果発表!第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

もっと見る