加藤あやのコメント
――今回の撮影に向けて役作りはされましたか?
特にしていません。舞台の時は一番ノーマルな人間で、映画でもノーマルなんですけど、映画の方では自信がないっていうキャラが付け加えられていて、実際自信がないっていうのは自分と合っているので、そんなに役作りはしなかったです。髪の毛の色を映像の世界観に合わせるのに黒く染めました、何十年ぶりくらいに黒くしました(笑)。
――つぼみさんとの姉妹役についてはいかがでしたか?
今回の年齢の設定が20歳っていう風になってるんですけど、実際の歳が37なので、17歳サバを読むっていうのは結構しんどいなって思ったんです、つぼみさんの方が見た目もどちらかというと若いので(笑)。舞台の時から同じM01と研究者で姉妹という役をやっていたので、安心感がすごいありました。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
無慈悲な光の映画のクラウドファンディングからいろいろスタートしたんですけど、ご支援していただいた皆さんもそうなんですけど、支援は限度があるっていう方も、SNSで応援してくださったりだとか、いろんな方に支えていただいて出来上がった作品なので、一人でも多くの人に見てもらいたいなって思いますので、皆さんぜひ見てください。
あべみかこコメント
――スケッチブックで絵を描くという役どころでしたが映画として出来上がってみていかがでしたか?
完成したものを見ましたけど、自分で描いた絵が動いてるっていうのが本当うれしくて、みんなと違うポイントでだいぶ感動して。めったに経験できないじゃないですか、自分で描いた絵がイラストがCGで動くっていう、貴重な経験をさせていただいたなと思っています。
――今回は、“彼氏と彼女の関係”ともいうほど仲の良い栄川さんの共演でしたね。
映画の期間中はほとんど話をしてないかなあ。ホテル戻ってLINEのやり取りとかはしてたんですけど、今眉毛脱色したわとか、そういう話はしてたんですけど、撮影中は関係性が真逆のところにいたのであまりしゃべることもなく、オンとオフはっきり分けていた感じですね。特に乃亜ちゃんは長ゼリフが多かったので練習もしたかったでしょうし。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
映画「無慈悲な光」、紆余曲折ありましたがようやく完成しまして皆さまに届けることができます。クラウドファンディングという形で皆さまに支援していただきながらみんなで作った映画になるので、支援していただいた方だけじゃなくてもっともっといろんな方に見て楽しんでいただける映画だと思いますのでぜひいっぱい感動してください。そしてM02をかわいがってあげてほしいなと思います。
山岸逢花コメント
――映像化に当たって新メンバーを迎えて、出演者の一人としてはどんな印象でしたか?
舞台の時は(実験動物の)マウスの方に、見てる人も焦点がいってたと思うんですけど、研修者側が増えることで、より作品の幅が広がってすごく面白い作品になったんじゃないかと思います。
――幅広く活躍されていますが、今回の撮影を通してご自身の中で変化などあったんでしょうか。
こんなに長い期間、他の女優さん方と一緒に過ごすことがあまりなかったので、自分がどうあるべきかみたいなのを考えさせられたりとか。AVの作品とかだと自分が前に前に出ちゃったりもしてたので。みんなと過ごして自分がどう出たらこの子が引き立つとか、この子の言葉の重みが自分の行為でどう重くなるかなとかそういうやり取りをするっていう、セリフを交わす中で、言葉を交わすっていう意味がやっと分かった気がしました。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
今回クラウドファンディングで応援してくださった方々のおかげで、無事にすごく大好きな作品を撮ることができて本当にうれしかったです。これから上映されたりするのかな…と期待して、作品を見ていただいた方には良い作品だったなって言ってもらえたらうれしいです。一緒にみんなで作れて本当に良かったと思います。
AIKAコメント
――演じられたM04という役や作品を通して、ご自身の中で変化などありましたか?
実際本当にこういう世界ってもしかしたらどこかであるんじゃないかって思い始めてて。それがもし人間じゃなかったとしても、動物の…栄川ちゃんのセリフの中にもあるんですけど「かわいいって言われてるペットがどういう風に作られてるか知ってる?」って。ペットショップではすごくかわいく言われてるけど、実際すごいむごい感じで育てられたりとか、病気になっても治してもらえなかったりとか…。実際そういうものがあるのをほのめかしたような感じで上手く伝えてるなと思って。改めて今日見て、本当にこれ伝わればいいなって。人間はもちろんそうだし、他の命もそういう風に実際なってるのもあるんだよっていうのを、めちゃくちゃ伝えられる作品じゃないかなと思って、そこまで考えられるようになるくらい、気持ちの変化は出てきました。
――今後チャレンジしていきたいことは?
この映画を通してだったら、保護施設の支援とかをSNSで広めたりとかだけど、自分自身でいうと芝居…クラウドファンディングで今回皆さんに協力してもらって作らせてもらったけど、それがみんなつながってそれぞれがオファーをもらってやる映画だったり舞台だったりにつながっていくようにできたらなって思います。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
1ミリも無駄なことがない、無駄なことを言ってないし、無駄なシーンも全くない、本当に一人でも多くの人に伝えたい作品なので、1回見ただけじゃ分かんないこととかもいっぱいあるから、何回も繰り返し見て自分がどう思ったかを感じ取ってもらって、良かったらどんどん知らない人にも広めてほしいなと思います。感じるものがみんなにもあればいいなと思っていますので、100回見てください!
本庄鈴コメント
――改めて映像化するということで、今回はどんな思いで役に臨みましたか?
台本に回想シーンが入ってて、過去こういうことがあったから狂暴な性格になっちゃったっていうのが明確に見えてきて、昔は狂暴じゃなくて優しい誰かを大切にできる性格の持ち主だったっていうのを知った時に、ただM05は狂暴なんだよっていうことじゃなくて優しい一面もあるM05なんだよっていうのをみんなに知ってもらいたかったので、そこもしっかり伝えられるように意識しながら演じました。
――普段の個人の活動もありますが、今回の撮影期間はいかがでしたか。
歌とか写真集とか一人で表現することが多いと思うんですけど、舞台とか映画になると他のキャストさんたちと協力し合ってっていうのがあるので、コミュニケーションだったりとか、そういうところでは結構口下手なところもあるので苦労したところなんですけど。本番の時もホテルに泊まってたんですけど、みんなと一緒に夜ホテルのロビーに集まって台本読み合わせたりとかそういう時間もあって、楽しくコミュニケーションもとれていいなって思いました。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
クラウドファンディングのおかげで無事映画の撮影を終えることができました。舞台とはまた違った感動だったりとか感情の変化とか感じてもらえるとうれしいです。DVDなので何回も見返していろんな人の目線で見てもらったりとかしてもらえると楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。ありがとうございました。ぜひ楽しんで見てください。
つぼみコメント
――舞台の時は研究員が一人でしたが、映画は仲間が二人増えましたね。
舞台の時とっても孤独だったので、お二人増えてくださって心強さがありました。あとは人格が三つに分かれて、ちょっとそこは不思議な気持ちになりましたね。動物実験は必要悪でやりたいわけじゃないけど受け入れて遂行する自分と、全部のマウスちゃんに同情しつつ結局何もできない自分と、個人的に妹を助けたい自分と、その三つの人格で、お二人が分かれていかれたので最後自分は妹を助けたいっていう思いが一番強い人なのかなって思って。
――撮影中、使っていない部屋で一人いらっしゃったりもしたそうですが…。
私あんまり集中力がないんですよ。だから雑談とか楽しくお話しちゃうと、たぶんセリフもどっかいっちゃうし、作品への何かもどっかいっちゃうし、自信がなかったので一人でいた方がいいかなと思ってました。ぼっちが合うなと思って(笑)。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
すごく大好きな作品を形にさせてくれてどうもありがとうございます。エンドロールのところでお名前が流れて本当に、「あっ、みんなで作ったんだな」っていうのをすごく実感しました。エンドロールに流れてない方もたくさんの方に支えられてるんだなっていうのも本当に感謝しています。
栄川乃亜コメント
――今回新たに追加された“つぼみさんの役”を切り離した役ということで、どんな風に役作りをされたんでしょうか。
舞台で見ていたつぼみさんの役を見た上で、別の医者を考えなきゃいけないなっていうのを台本を読みながら考えました。でも冷酷な役はあまり普段やらないので、ちゃんと怖く見えるのかなっていうのが一番不安でした。たぶん一番冷たく見える…見せなきゃいけない役柄だと思うんですよ。温かい部分がみんなそれぞれ見える中で、温かさを見せないようにするっていう、マイナスというか反対の役柄だなって他の7人よりも思っていて、そこの対比を上手く見せられるかっていうのをすごく考えました。
――普段仲の良いあべさんとの共演で、役どころは違う立ち位置でしたがいかがでしたでしょうか。
あんまり私は役柄がそこまで、M02に対して医者ってすごい過去があったわけでもなかったので、そこまであんまり深く役っていうのであんまり私は考えないようにしてました。だから控え室とかも、みんなてんでバラバラだったりとかもありましたけど、普通にしゃべってたりもしてたし、あとホテルが一緒だったのでそこでおしゃべりしたりとか。結構みんな控え室で「えっ、これおいしいね~」とかワイワイとやっていました。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
映画「無慈悲な光」、皆さんのお陰ですてきな映画を作ることができました。たくさん見ていろんなキャラの目線になって何回も見てもらうと、いろんな場所が、感情が、見えてくるのかなっていうのが、私自身もまだしたいなって思っているところなのでぜひ皆さんもたくさん見て、いろんな感情を見つけてもらえるとうれしいです。
久留木玲コメント
――今回オファーを聞いた時の率直な思いを教えてください。
とにかくびっくりして最初、まさか自分にそんなお話を回していただけるとは思ってなかったので、すごくびっくりしたのと、元々存在自体知ってはいたんですね、作品の。それですごく良い作品だよってファンの方とかから聞いていたりしたので、そういう作品に初めて映画出演させていただけることになって、すごくうれしいなって思いました。
――撮影初日は緊張しました?
めちゃくちゃ緊張しました。たぶん人生で一番緊張して震えがすごい止まらなかったんですよね。それで頭が結構真っ白になってたりしてたんですけど、他の共演者の皆さんが大丈夫だよって言ってくださったりとか、中には個人的に連絡をくれて励ましてくれたりした方もいらっしゃって、すごく支えられてる感じが、温かく受け入れてもらえてる感じがすごくしたので、自分は大丈夫だって言い聞かせて乗り越えました。
――今後、挑戦したいことがあれば教えてください。
今回すごく多くの壁にぶつかったりとか苦労したんですけども、演技をすること自体は好きだなって思っていて、これからも共演者の皆さまのように表現力をもっとつけていきたいなって思うので、また演技のお仕事に挑戦していきたいと思っています。女優としても人間としても成長していけたらいいなって思います。
――作品を楽しみにしている方へ、メッセージをお願いします。
今回たくさんの方の支えがありまして、こうして出演させていただけて、皆さん本当にすごく力を合わせて頑張ってできた作品なので隅々までたくさん見てほしいし、何度でも見てほしいですし、そのたびにきっと気付くことだったりとか、感情が変わっていったりすると思うので、いっぱい見てほしいです。