――犯行を暴き、犯人を特定するラストのシーン、そこで一課長が名前を口にするまで犯人を映さないというのも一つの決まり事だと考えているんですが、いかがですか？
そのパターンは確かに多いかもしれませんが、われわれの中では決まり事にはしておりません。一課長以外が犯人を突き止めることもあります。ギリギリまで皆さんの犯人予測を裏切りたいという思いで作っております。
容疑者については、事件が起きてからなるべく早い段階で全員が印象に残る形で登場することを心掛けています。最後の解決シーンで「初めてこの人出てきた！」とはなるべくならないようにしたいと注意しながら作っております。前半で認識された上で、この人怪しい…でも怪しそうに見えて違うかも…と、いろいろな可能性を考えていただけるキャラクターがベストだと考えております。
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