佐々木蔵之介が7月1日(木)スタートの木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」(毎週木曜夜8:00-8:54、テレビ朝日系 ※初回は2時間スペシャル)で主演を務めることが分かった。同ドラマは、古都・京都を舞台に“サイバー犯罪の脅威”と“人間ドラマ”を融合させた斬新なミステリー作品。共演に福原遥、間宮祥太朗も決定した。主演にあたり、佐々木は「“サイバー捜査”と聞くと一見、近寄りがたい感じがしますが、ストーリーはとても身近。アナログな僕でも『めちゃくちゃ面白いし、分かりやすい!』と感じるので(笑)、見ていただいたら絶対に楽しめるはずです!」とコメントを寄せた。
スマートフォンの普及やリモートワークの増加によりデジタル化に拍車が掛かる現在で、日常生活の一部となっているサイバー空間。一方で、目に見えない世界を悪用した犯罪も急増し、さまざまな手口を用いた詐欺やなりすましが横行しており、サイバー犯罪はいまや身近なものに。誰がいつ被害に遭ってもおかしくない状況となっている。
「IP~サイバー捜査班」で活躍するのは、そんな身近に迫るサイバー犯罪に立ち向かうべく、京都府警本部が新たに設立したサイバー総合事犯係。ネット分析やプロファイリングなど最先端の機器とスキルによる捜査支援を主とした部署に、現場捜査と逮捕権を付与した画期的なチームとなる。
優秀なエキスパートを集め、鳴り物入りで結成されたにもかかわらず、サイバー総合事犯係に来るのは、ネット犯罪の下調べや後片付けなど面倒な仕事ばかり。捜査権はあるものの、立て割り組織である府警の中ではサポート係に甘んじるしかなく、総事係=お掃除係と揶揄(やゆ)されている。
しかも、主任の安洛一誠はサイバー犯罪に関する知識も捜査スキルもピカイチなのに、超がつくほどのデジタル人間。「0か1で割り切れない感情に固執するのは時間の無駄」と言い放つ変わり者で、ジャケットの代わりに“羽織”を身にまとう、警察官らしからぬ男だ。
物語は、そんな“お掃除係”に新人刑事・古宮山絆が配属されてきたところからスタート。絆は亡き母が遺した1枚の写真から、安洛一誠こそ自身の父親かもしれないと考え、彼を探るために、この部署への配属を希望した。
“人間の感情に興味のない安洛”と“人情を重んじる絆”という父娘かもしれない2人がぶつかり合うことで、総事係に予期せぬ化学反応が発生。さらに、「裏で安洛について調べる元捜査一課の刑事」多和田昭平を巻き込んで、三つどもえの人間模様が展開していく。
木曜ミステリー史上初となる「サイバー捜査官」の主人公・安洛一誠を演じる佐々木。自身は「超がつくほどのアナログ人間」という佐々木が、専門用語満載の長ぜりふと格闘しながら、確かな演技力でキャラクターを鮮やかに立体化。
安洛を自身の父ではないかと疑う新米刑事・古宮山絆を演じる福原は、今回が初の刑事役。「絆は情に厚く、正義感が強くて、一直線な性格。熱い部分は自分と似ているので、演じていて楽しいです」とフレッシュな気持ちで挑んでいる。
“ある密命”を受けて動く多和田昭平を演じるのは間宮。元エリートである多和田には「スマートさ」が必要と考える間宮は、「安洛主任が3手先のことを話しているとしたら、彼は1手先までは考えているという意識で存在するよう、心掛けています」と役柄を深く考察する。
なお、脚本は最新の科学トピックにも精通するミステリーの名手・戸田山雅司が務める。
下に続きます