歌、素顔、色気…女優の本気が詰まった「LADY MADONNA Vol.4」振り返りレポート!
恵比寿★マスカッツの一員としても活躍していたり、本格的な歌手活動を行っていたりするセクシー女優たちが出演した音楽ライブ「LADY MADONNA Vol.4~Hello,Goodbye」が2月に東京・青山RiZMで行われた。
出演は、大和姫呂未、白石茉莉奈、川上奈々美、朝倉ことみ、桃乃木かな、初美沙希、T♡PROJECT(大槻ひびき、佳苗るか、波多野結衣、以下「T-PROJECT」と表記)。
オープニングでは、開演と同時に幕が上がるとステージ上にはこの日出演する9人全員が並び、「負けないで」(ZARD)を熱唱。会場は駆けつけたファンで超満員、スタートからテンション最高潮でコールし、早くも熱気に包まれる。
まずは1人1人、集まったファンへ向けて一言ずつ挨拶していく。
桃乃木かな「みなさんこんばんは、桃乃木かなです。今回2回目のレディマドンナさんということで緊張しているんですけども、初っ端からすごい声援…楽しんでいきましょう!」
初美沙希「みなさんこんばんは、“さきっぽ”こと初美沙希です。さきっぽのさきっぽで~引きずり込んじゃうぞー! ありがとうございます。今日は私初めてのレディマドンナへの出演なのですが、あまり歌うのは得意じゃないのですけど…楽しんでやりたいと思うのでみなさん今日はよろしくお願いします」
朝倉ことみ「みなさん平日にも関わらずどうもありがとうございます、朝倉ことみです。本当にリハーサルからすごく緊張して、自分の歌う曲のタイトルも忘れちゃうくらいなのですが今日は楽しんでいけたらいいなと思います。最後まで楽しんでいってください」
T-PROJECT (大槻ひびき、佳苗るか、波多野結衣)「わたしたち、T-PROJECTです! よろしくお願いします。“世界の波多野”です。そして大槻ひびきです。『今日ちょっと風邪を引いちゃって声が出ないんですけど頑張っておしゃべりします、歌って踊って頑張る佳苗るかです』(大槻が佳苗るかの代理で挨拶)」
川上奈々美「みなさんこんばんは! “みぃなな”こと川上奈々美で~す! 今日のライブ会場はめちゃくちゃパンパンなので、安心安全楽しいライブをお送りしていきますので今日も楽しんでいきましょう!」
白石茉莉奈「みなさ~ん、こ~んば~んは~! “まりりん”こと白石茉莉奈です。みなさんのおかげでレディマドンナも無事Vol.4ということで、今回から会場がレベルアップして、恵比寿から青山についに足を踏み入れました。ここからまた新しい歴史を刻んでいけたらなと思いますので最後まで楽しんでいってください」
大和姫呂未「レディマドンナにようこそ! 今日はVol.4ということで、豪華なメンバーと共にお届けしますので、ぜひみなさん最初から最後まで盛り上がっていってください!」
トップバッターは、桃乃木かな。あるアイドルグループの衣装に似た制服姿で、何やら紙を手に持って登場。緊張を見せつつも「私、乃木坂46が好きで…(この衣装を)来てきちゃいました!」と堂々たるコメント。「桃色片想い」(松浦亜弥)と「サヨナラの意味」(乃木坂46)を一生懸命に歌う姿は思わず応援したくなる。最初に持っていた紙は、ファンのコールのために用意されたカンペのようなもので、途中で観客席に投げ込むサプライズ演出も。2曲目はハスキーな彼女の声質によって、切ない曲がより一層切ないメロディーになったようだった。
2番手は初美沙希。これが最初で最後のレディマドンナ出演となる彼女は、4月いっぱいで引退することを発表している。冒頭で歌は得意じゃないと宣言し、「私のクオリティーはみんな分かってるはず」と前置きして披露したのは「はいからさんが通る」(南野陽子)と「じゃあね」(おニャン子クラブ)。「歌詞がちょっと飛んじゃったんですけど、みんなが優しかったのでなんとか歌えました~」と感謝を伝える様子がほほえましい。はにかみながら丁寧に歌い振り付けをこなすステージには、第一線で活躍し続けた彼女の、努力家で真面目な一面が表れているような心地よさがあった。
3番手は大和姫呂未。「レディマドンナは約2年前から私が始めたイベントなんです。今回初めてこの、青山RiZMでやらせていただきまして、私はいつもキーボードを弾きながら歌っているのでちょっと盛り上がらないかもしれないですけど…そこちょっとツッコんで!(笑) 一生懸命歌いますので“心”で応援してください」と話し、「虹」と「君をリリース」(ともにオリジナル)を熱唱。本格的にアーティスト活動をしている彼女の歌声は、観客の身も心も熱くさせた。
4番手は朝倉ことみ。緊張するからと歌う前に動いてファンにアピールする彼女も、3月いっぱいで引退するのだが、「10月1日だったかな、半年くらい前に(引退することを)告知してからあっという間…。いっぱい人いるから恥ずかしくてどこ見たらいいんだろう(笑)」と笑いを誘う。緊張していると言い謙遜していた笑顔が一変して真剣な表情になり、「守ってあげたい」(松任谷由実)と「PIECE OF MY WISH」(今井美樹)という名曲を、抜群の歌唱力で歌い上げた。
5番手はT-PROJECT (大槻ひびき、佳苗るか、波多野結衣)。「千本桜」(ボーカロイド・初音ミクの曲)や「創聖のアクエリオン」(AKINO)といった難曲ばかりが盛り込まれた「アニソン&ボカロT♡PROJECTリミックス」と、新たに披露するカバー曲「前前前世」(RADWINPSカバーリミックス)を、息ぴったりのダンスと共にパフォーマンス。この日は佳苗るかのノドが不調だったようだが、気合いで歌い続ける彼女の姿と、彼女を見守る2人のまなざしには、3人の信頼と絆の深さを感じた。
6番手は白石茉莉奈。昨年、セカンドソロシングル「DESIRE-情熱-」も発売しており、表題曲は言わずと知れた中森明菜のカバーで、衣装も当時の中森明菜の衣装をイメージし「リアルタイムで彼女の姿を見てはいないのですが…気持ちは明菜でやってます!」と語る。曲前に合いの手を練習すると世代どストライクのファンが多いのか、1回目から息ぴったりの合いの手が白石に贈られる。そうして会場の一体感を作りつつ、「with your love」(オリジナル)ではしっとりと、「DESIRE-情熱-」(中森明菜カバーオリジナル)では燃えるようなステージングを披露した。
トリを務めたのは、川上奈々美。MCからダイブを提案されると「ダイブしようか!? でも落とすのだけはやめてね…(笑)」と見事な切り返しを見せる。「こういう場では自分の好きなように、何をやってもいいかな、自分のしゃべりたいことをしゃべっちゃっていいかなって。一番初めの桃ちゃんの、カンペを折って投げるやつ…あれ、めっちゃ自由じゃん! うらやましいなって思って…(笑)。このレディマドンナさんは好きな場所なので、自由にさせてもらおうかな」と意気込む。一番好きな曲という「飾らないままに」(ニューロティカカバーオリジナル)と「未完成ピエロ」(オリジナル)を熱唱。1曲目の柔らかで聴かせる曲と、2曲目の激しく煽りまくる曲、どちらも彼女のメリハリのある歌声に、観客もこの日一番の声援を送った。
エンディングでは、全員で「翼をください」と「君の名は希望」(乃木坂46)を歌う。さらに、引退を間近に控えた朝倉ことみ、初美沙希へ出演者全員から花を贈るサプライズ演出もあり、涙と共にイベントの幕を下ろした。
今後のライブは、5月19日(金)に東京・青山RiZMで「LADY MADONNA Vol.5~A hard days night」、10月19日(木)神奈川・CLUB CITTA'で、「LADY MADONNA-拡大版- part2」が決定している。