紘一らしいラストの行動に泣き笑い
しかし、咲が向かった場所に紘一はいなかった。メールの返信がなく、電話も通じず、不安が募るなか、初デートの日を振り返った咲は、もう一つの場所を思い付いて走りだした。すると、そこに紘一がいた。
そこで「私はやっぱり紘一さんが好き!どうしようもないくらいあなたが好き!紘一さんと一緒にいたい!」と本音を叫んだ咲。
それは紘一が初デートで咲にプロポーズをしたのと同じシチュエーション。ポジションを変えての咲の告白は、“離婚から始まるラブストーリー”として実にロマンチックだった。
紘一も「自分はどうしようもなく君のことが好きだ」と打ち明け、咲をハグ。その後、おでこを合わせて、見つめ合い、キスへ……と進むかと思いきや、もう一度ハグという展開に。紘一は不甲斐なさからか、何やら口パクで言っていた様子。
すれ違ってきた2人の再スタートに涙腺が刺激されるとともに、ほほ笑ましさもあったラスト。キスしようとしてできなかった紘一に視聴者からは「紘一らしい」という声が上がりつつ、そのハグを笑顔で受け止めた咲のかわいさも反響を呼び、タイトルがTwitterのトレンド入りした。
咲と紘一はその不器用さが応援したくなる。作中では周囲の人々が2人を後押しし、視聴者もまたよりを戻して幸せになって欲しいと願い、物語に魅了される。
さて、いよいよ次回、6月18日(金)の放送が最終回となる。やり直すために変わることを誓った2人だが、離婚要因の一つでもあった仕事の問題に直面。咲は憧れだった3年間のパリ研修を打診されており、2人の未来の選択に注目が集まる。
(文=ザテレビジョンドラマ部)