現場では勉強になることや吸収したいと思うことがたくさんある
――序盤では自信のなさから人に頼ることも多かった茅野ですが、今はしっかり自立したキャラクターになっていますよね。ちなみに、山下さん自身は、誰かに頼るタイプですか?
甘えたり相談したりっていうのは、自分からはあまりしないです。でも周りを見て、勉強になるなと思うことや、現場で吸収しようと思う瞬間はたくさんありますね。この作品だと、川口春奈さんのお芝居を間近で見させていただいて、主演の方の空気感が周りに伝染していくのを感じて。かっこいいなと思いますし、私もそうなりたいな、ならなきゃなと思います。高橋文哉くんは唯一の同世代なので、必死さや情熱に引っ張られて、二人でついていかなきゃとすごく感じますね。
――ところで主人公・真柴くるみはSNSのインフルエンサーですが、山下さん自身もアカウントをお持ちですよね。更新は大変ではないですか?
1日に何十枚も写真を撮るようにしています。告知専用のスケジュール帳をつけていて、この日はあのお仕事が解禁になるから、Instagramにはこの写真と文章をあげようっていうのをリストアップしています。真柴さんみたいな感じですね(笑)。ひとつ仕事をしたらスケジュール帳に書き込んで、その日の衣装を着た写真をいろんな角度から撮ってもらって、その中からいい写真を1枚選んでいます。自分で言うのもなんですけど、ちゃんと頑張っています(笑)。SNSは個人のツールなので、お仕事を見ていただきたいなって思うので、ちゃんと宣伝して貢献しなきゃって。だからInstagramを始めてよかったなと思います。自分で見る側としては、最新の流行っているものや食べ物の情報を収集するツールにもなっています!
――SNSで放送の反響などをチェックしたりします?
めっちゃ見ます! ドラマの放送後に、ハッシュタグや自分の名前や役名を検索して、皆さんの感想を楽しみながら、「今週も頑張ってよかったな〜!」って思います。
――劇中の茅野の衣装も、かわいいと話題ですね。
柄とかはあまりないんですけど、色味が鮮やかな洋服を用意してくださっているんですね。「寒色系が好き」ってスタイリストさんに話したら、その色を衣装に取り入れてくださったりだとか、私の好みも入れながら茅野ちゃんらしいスタイリングをしてくださるのでうれしいです。その日の衣装を決めるのも、新井順子プロデューサーや、塚原あゆ子監督も含めて、みんなで相談したりして、一瞬しか映ってないところでも抜かりないんです。衣装が毎回違ったり、オフィスファッションの連続ドラマの経験がないので、衣装替えが多いことも新鮮ですごく楽しいです!