“あのキス”、続編希望です!
今回も広報さんからありがたい試写室の話をいただき一足先に見られることに舞い上がった。が、同時に最終話だという事実を再認識し、一気に“あのキス”ロスに陥った。それはもう試写室を書ける状態ではないほどに。
それでも思いの丈を伝えたいという心が動き、レビューをしていくことに決めた。第1話から最終話まで、全力で巴に恋する桃地に全力で共感し、一緒に全力の恋をした気がする。桃地がにやにやすれば、私もにやにやしてしまったし、桃地が切ない思いを抱えて泣けば、私も一緒に泣いた。感情がフルスロットルした1クールだったことは間違いない。
「記者として感情移入のしすぎはどうなの?」と言われてしまえばそれまでだが、記者としても、一人の人間としても大絶賛したい、すてきな最終話だったように思う。そう思えたのは松坂が最後まで、等身大で桃地という“愛されキャラ”を演じたからに他ならない。
松坂以外のキャストが松坂を大切にしていると感じたように、ドラマの中で桃地は周りの人に大切にされ、愛されていた。それが伝わってくるからこそ、多くの人に愛されるドラマが完成したのだと思う。
最終話でもその部分を感じるシーンが多くある。予告動画が公開された時点で、「最終話…すでに泣いてしまいそう…」という人が何人かいたが、私も素直にそう思ったし、正直にいうと予告で泣いた。ティッシュの消費量はとんでもなかったが、その一方でテンポのいい会話もあり、吹き出して笑ったシーンもある。大人が本気で笑って泣く、そんなドラマに出合えて本当によかった。(もっと言ってしまえば続編を希望したい)。
桃地や巴、マサオがどうなるのか…は、6月18日(金)夜11時15分から放送する「あのときキスしておけば」の最終話でしっかりと見届けてほしい。