井ノ原快彦、山田裕貴らが目をうるませながらクランクアップ「こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二」<特捜9>
6月30日(水)に最終回を迎える、井ノ原快彦が主演を務めるドラマ「特捜9 Season4」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。全13話、約4カ月に及ぶ撮影を駆け抜けたキャスト陣がクランクアップを迎え、笑顔と涙をあふれさせながら、仲間たちへの感謝を語った。
井ノ原快彦「こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二」
同シーズン最後の撮影となったのは、最終話のクライマックスシーン。回想場面を含めると、12ページ半にも及ぶ緊迫感あふれる長尺シーンで、キャストたちはそれぞれ緊張感を保ちながら撮影に集中。最後のカットで監督から「OK!」の声がかかった瞬間はスタジオ中が安堵の空気に包まれ、一瞬の静寂の後、大きな拍手が湧き起こった。
“座長”として同シーズンも現場を引っ張った井ノ原は「こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二」と、支えてくれたスタッフ、キャストに深く感謝した。続けて「『特捜9』は流行などを超えた場所に存在する、時代を見つめ続けるドラマでありたい」とコロナ禍での撮影を振り返りながら、作品への“愛”を熱く語った。
目をうるませながら挨拶するキャスト陣
キャストたちの多くが目をうるませながら挨拶。小宮山志保役の羽田美智子は「今シーズン、強く感じたのは、イノッチらしい『特捜9』になったなということ。イノッチならではの笑顔とやさしさで犯人に寄り添っていく…。そんなやさしい刑事ドラマは、『特捜9』しかないと思います」と感無量の面持ちで語った。
村瀬健吾役の津田寛治は「俳優生活30年弱になりますが、こんな芝居が撮れる現場はほかにない。15年間、これだけの俳優たちが誰ひとり欠けずにやってきたからこそできた絆だと思います」と、改めて共演陣への信頼を口にした。
そして青柳靖役の吹越満が「僕はいつも“段取り”からワーワー注文をつけるのですが、考えてみたら、これまであまり感謝を口に出したことがなかったかもしれない…。こんな僕ですが、願わくばこれからもずっとこの作品に関わらせてください」と声を詰まらせながら語ると、矢沢英明役の田口浩正が「吹越さんはいつも、“現場でこう言っちゃったけどよかったのかな”って、人知れず車の中で反省してるんですよ!」と、パートナーの真面目な一面を暴露した。
新藤亮役の山田裕貴もまた、「この現場はいつも助けてくださる先輩ばかりで、みなさんみたいな俳優、みなさんみたいな大人になりたいなと思いながら撮影してきました。」と涙をぬぐいながらコメント。
そして登場から2年目、班長として特捜班と向き合うようになった国木田誠二役の中村梅雀は「日々アクシデントがあっても乗り越えてこられたのは15年間培ってきた絆があるからこそ。最高のバランスの配役であることを、つくづく感じました。できることなら、この充実した撮影現場をいろいろな人に見てもらいたいぐらい」と「特捜9」チームの“現場力”をたたえた。
Travis Japan・宮近海斗「いつか佐久間にも新展開を作っていただけたら」
さらに、特捜班メンバーよりひと足先にクランクアップを迎えた佐久間朗役の宮近海斗、浅輪倫子役の中越典子、早瀬川真澄役の原沙知絵も、撮影を完遂した心境を告白。宮近は「今シーズンの最後、とても素敵なシーンに参加させていただき、いつか佐久間にも新展開を作っていただけたらなと思いました」と、役柄の進化を熱望。
中越は「『特捜9』はこれからも精進していきたいなと思わせてくれる熱い現場。今シーズンは特にジーンときちゃうシーンがあり、大きなご褒美をもらったような気持ち」、原もまた「なんていい作品なのでしょうか!一生分の幸せをいただいたようなシーンも経験させていただき、『特捜9』のみなさんと出会えたことに幸せを感じています」と、同シーズンで改めて感じた作品への思いを打ち明けた。