――写真集を出せると決まった時、どんな気持ちでしたか?
初めて聞いた時はすごくうれしかったです。いつか自分も出せたらなって思っていたので、このタイミングでお話を頂けて、「頑張ろう!」と思えましたし、「いい作品にしよう」って思いました。
――スタッフの方と話し合いながら内容を決めていったそうですね。
はい。衣装やシチュエーションをスタッフさんたちと一緒に決めて、自分がどうしても着たいと思っていた衣装もあったので、「これが着たいです!」って言ったりして、話し合いながら進めていきました。
――“着たいと思っていた衣装”というのは?
私がどうしても着たかったのはセーラー服です。制服のカットを撮っていただくということで、私がイメージしたのが“青春感”みたいなものでした。ブレザーだとちょっと堅苦しいなって思いましたし、ちょっと“田舎感”というか、近い感じというのを表現したくて、「セーラー服が着たいです」ってお願いしました。
――セーラー服以外でのお気に入りの衣装は?
ぶどうジュースを飲んでいるカットの衣装もお気に入りです。麦わら帽子をかぶっていたりして、女の子らしい衣装なので。
――では、お気に入りのカットは?
恐竜のオブジェがある公園で撮った、私が口元で食べられそうになっている写真が一番のお気に入りです。
――「君は誰?」というタイトルですが、このタイトルに決めた理由を教えてください。
タイトルを決める時にいろんな候補を頂きました。どれもすてきなものでしたけど、このタイトルを見た時、第一印象で「私らしいな」って思ったんです。彼女感のあるものでも良かったんですけど、いろんな表情を見せたいというのが今回のコンセプトにあって、どの顔を見ても「ホント、誰なんだろう?」って言わせたいという気持ちがありましたし、“近そうで近くない”みたいな距離感も表現したくて、「君は誰?」に決めました。
――「高校生活最後のきらめく少女感」と「卒業後のちょっぴり大人な彼女感」という2部構成のような内容になっていて、いろんな小坂さんが見られますね。
そうですね。普段のアイドルをやっている時の姿もありますけど、はしゃいでいる姿だったり、無邪気に遊んでいる姿だったり、ちょっと大人っぽいクールな表情だったり、いろんな私の表情を見ることができるので、今まで応援してくださった方も、私のことを知らない方でも、いろいろ知ってもらえるんじゃないかと思います。
――小坂さん自身が“大人っぽい”と感じたカットは?
最後の方のページに浴衣で花火をしているカットがあります。それはちょっと子どもらしさがあるように感じますけど、一つの“アルバム”の終わりみたいな雰囲気も表情の中に感じられるなって思いましたので、“子どもから大人へ近づく表情”が見られるという意味で、このカットかなって思います。
――小坂さんの“18歳”という時期をじっくりと時間をかけて撮影された1冊に。
はい、18歳という時期に撮影していただけるというのは本当にうれしいことですし、私も10代のうちに1st写真集を出したいという夢があったので、その夢がかなえられてうれしいです。
――撮影の中で特に印象に残っていることは?
印象に残っているのは、川での撮影ですね。川は天然のものなので、その時は水温も低めだったので、その中で撮影するのはちょっと寒かったなっていうのもあるんですけど、私、川に行くのが今回初めてだったんです。なので、本当に川で遊んでいるような無邪気な姿を撮っていただいたので、そういう一面も見られるのかなって思います。
――初めての水着での撮影もありましたが、それに向けて何か準備を?
やっぱり、いろんな人に見てもらうものですし、自分でも頑張りたいなって思いましたので、宅トレと食事制限をして、体をちゃんと作ろうと思って頑張りました。
――具体的にはどんなふうに?
トレーニングは、全身を鍛える勢いでやっていたんですけど、今回は水着のカットにも挑戦するので腹筋を中心に、うまく“くびれ”を作れるように、いろんな腹筋運動のメニューを組み合わせて毎日やっていました。