女優・モデルとして活躍する岡崎紗絵が、現在公開中の映画「名も無い日々」に永瀬正敏演じる主人公のいとこ役で出演している。今作は監督を務めた写真家・日比遊一の身に起きた実話を元に、名古屋を舞台に描かれた物語で、名古屋出身の岡崎は出演を熱望。オーディションでは地元愛を熱く語ったそうだが、そうそうたる俳優陣の中で多くのことを学べたと語った。
一方、ことし4月にスタートしたバラエティー「新しいカギ」(フジテレビ系)では、人気芸人・チョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコの3組らとコントに挑戦中。いずれでも「貴重な経験をさせていただいている」という岡崎に、二つの作品についての話を聞いた。
――映画「名も無い日」は、主人公の達也(永瀬正敏)の弟・章人(オダギリ ジョー)の死をきっかけに描かれていく物語です。岡崎さんは達也ら3兄弟のいとこの奈々を演じましたが、どんな現場でしたか?
本当に名だたる俳優さんが出られている作品に参加させていただけて、ものすごい経験をさせていただきました。ただ、撮影したのが3年前なので、今、見ると直視できなくて(笑)。21、22歳ぐらいの時で今よりも経験が少なかったので、わけも分からずにやらせていただきました。でも、現場の雰囲気はとても良くて、やさしい方ばかりで包まれている感じがあったので、そこに甘えつつ、一生懸命やらさせていただきました。
――自分のシーンがないときも、撮影の見学に行かれたそうですね。
そうなんです。この年齢で永瀬さんたちのお芝居をこんなに近くで見られる貴重な経験を無駄にすることはできないと思って、現場にお邪魔させてもらいました。
永瀬さんがお一人でお芝居するシーン、永瀬さんと(三男役の)金子(ノブアキ)さんの兄弟のシーン、それから永瀬さんとオダギリさんの重要なシーンも隅っこで見させていただきました。
――この役は、オーディションで掴んだそうですね?
はい。オーディションでは用紙1枚分のセリフを演じただけで、名古屋が舞台ということ以外は何も知らされていない状態でした。でも、地元の名古屋が舞台だったので、とても出演したくて、“名古屋!”という思いが強かったので、そこが伝わったのかな?と思っています。