2.5次元系を中心とした舞台や、ドラマや映画などで活躍する俳優・佐藤流司は、もう一つの顔を持っている。バンド“The Brow Beat”(以下TBB) のボーカリスト・Ryujiだ。PENICILLINのボーカルでもあるHAKUEIと結成し、インディーズで既に熱い支持を得ている彼らが、アニメ「遊☆戯☆王SEVENS」(テレビ東京系)のオープニング曲「ハレヴタイ」でメジャーに殴り込む。
今回はそんなRyujiに、音楽活動への熱い思いなどを聞いた。
新しいことをやっているけど、スタイルは変わっていない曲ができた
――メジャーデビューの感想を聞かせてください。
これまでも満足のいく音楽活動ができていたので、メジャーデビューが決まったときはそんなに驚かなかったんですけど、到達したい一つの目標点ではありましたから、うれしいですね。でも僕ら自身は、何も変わっていないんですよ。「ハレヴタイ」はタイアップなので、歌詞に作品を想起させる言葉を入れるという縛りがあったくらい。メジャーになったからといって、今までの攻撃性や疾走感を消して角が取れるようなことはしたくないと、HAKUEIさんと話していたので。
――どんな曲になりましたか?
“今までのTBBにないな”という気持ちと、“今までのTBBと変わらないな”という気持ちが混同する曲ですね。過去にないほど明るい歌詞、メジャーな聴きやすいサビ、ポップなメロディーに対して、ドラムはツーバスだったり。新しいことをやっているけど、スタイルは変わっていない曲ができたので、大満足です。休日の朝に、アニメのオープニング曲としてこれほどバスドラムがドコドコいってる曲が流れるのは、初めてじゃないかと思います(笑)。