TBS系で、11月23日(月・祝)に放送されるドラマ「いのちの島」の制作発表会見が6日、都内で行われ、主演の永作博美が出席した。
同作は、鹿児島・屋久島に実在する通信制の高校をモデルにしたヒューマンドラマ。
教師になる夢に破れ、勤めていた塾も倒産、恋人にも捨てられ、後がないめぐみ(永作)は、屋久島にある通信制の高校「そよかぜ学園」の教員募集に応募する。そこでは年に1度9日間のスクーリングが行われ、めぐみは採用試験として任されたクラスで、複雑な問題を抱えた生徒たちと触れ合いながら奮闘し、成長していく。
永作は「最初に台本を読んだ時に、大変な撮影になると思いました。実際に(めぐみを)演じてみて、1人の(人間の)中にどれだけの気持ちが隠されているのかを思い知らされました。人は1人では生きていけないんだということを、あらためて感じましたね」と感想を述べた。役作りについては、「今回は役作りに関してはあまり決めてなかったんです。先生を演じようとは思わずに、1人の人として演じていました。自分の演技がブレてしまったら、生徒役の役者さんたちの演技もブレてしまうんです。だから、自分はブレちゃいけないなって。自分の中でもがきながら、主人公のめぐみをリアルに演じることができたと思います」とコメントした。
また、台風の影響で撮影が難航したという現場については、「台風で大荒れの中、屋久杉まで登ったんです。片道だけで5時間半もかかりました。その間、生徒役の役者さんがしりとりをしたり、歌を歌ったりしていて、『若いって元気だな』って(笑)。共演者の尾美としのりさんも生徒たちと一緒になって参加していたのですが、実際はつらいだろうなって思ってました(笑)」と明かした。続けて、「でも、わたしはうれしいことに、次の日に筋肉痛がきました(笑)。内心はドキドキだったんですけどね」と若さをアピールし、会場の笑いを誘った。
さらに、「夢」がテーマでもある同作に関連し、“今の夢”について聞かれた永作は「今は、考えて演じることが本当に楽しい。この仕事が死ぬまで続けられたらいいなと思います」と女優魂を語った。
11月23日(月・祝) 夜9:00-10:54 TBS系で放送