映画「竜とそばかすの姫」(7月16日[金]公開)の完成報告会見が7月6日に東京都内で行われ、中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、佐藤健、細田守監督が登壇した。
同作品は、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もう一つの現実“と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。
高知の田舎に住む17歳の女子高校生・すず(声・中村)は幼い頃に母親を事故で亡くし、母親の死をきっかけに歌うことができなくなっていた。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、インターネット上の仮想世界「U」に参加することに。
「U」の中で、「ベル」として生きるすずは自然と歌うことができ、ベルの歌声は瞬く間に話題となって歌姫として人気者になっていく、というストーリー。
同会見で竜役を務めたことが発表された佐藤は「複雑な心を持った珍しい役どころをやらせていただきました。自分に務まるのか非常に不安でしたが、細田監督の温かなディレクションのおかげでなんとか最後までやり切ることができました」と告白した。
また、「(期待を込めて竜役を任せてくれた)監督のお気持ちに応えたいのはやまやまなのですが、非常に難しい役ですし普段とは違うアフレコという作業なので、どうしていいか分からなくて難しかったですね」と苦労を語った。
さらに、「まず竜の声がどんな感じなのか全く想像がつかなかったんですよ。だから、監督に『竜っぽい声なんですかね?』って聞いたら、監督が『竜っぽい声でお願いします』って言われたので、僕が思う“竜っぽい声”でやったんです。とりあえずやってみて、細かい指示をいただいて微調整していこう思っていたんですけど、1発目から『そんな感じで!』って言われて…。最後まで『心配だな』って思いながらやっていました」と苦笑い。
7月16日(金)全国東宝系にて公開
監督・脚本・原作:細田守
企画・制作:スタジオ地図
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【公式ホームページ】ryu-to-sobakasu-no-hime.jp