主演映画で見せた 鮮烈な“泣き笑い”
絶対に揺るがない安定した微笑みがふいに決壊して涙する、このギャップは主演映画「弱虫ペダル」(2020年)でも発揮されていた。
アニメ好きで内気な少年・小野田坂道が自転車競技部に入部し、仲間と共に自転車競技の魅力に引き込まれていく人気漫画の映画化で、永瀬は主人公の坂道を演じた。
この役は、「おかえりモネ」の亮とはまるで違う、気弱で友だちのいない少年。そんな彼が自転車競技を通して、友情や自分が誰かの役に立つことを実感する。
かなりヘヴィーな競技の内容を乗り越えていくときの苦しさと喜びの二重性を表現した泣き笑いは鮮烈だった。優しい穏やかな表情を浮かべ続けた少年が表情を崩して自転車を漕ぎ続ける。
「あさイチ」に出演した時は、緊張からなのか照明で暑かったのかなぜか顔から汗を大量にかいていたが、汗をかいていても全然暑苦しく見えないところにも泣き笑いの二重性と同質のものを感じた。
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